クレーン・デリック運転士の過去問
令和4年(2022年)4月
クレーンの運転のために必要な力学に関する知識 問38
このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。
問題
クレーン・デリック運転士試験 令和4年(2022年)4月 クレーンの運転のために必要な力学に関する知識 問38 (訂正依頼・報告はこちら)
物体に働く摩擦力に関する記述として、適切でないものは次のうちどれか。
- 円柱状の物体を動かす場合、転がり摩擦力は滑り摩擦力に比べると大きい。
- 物体に働く最大静止摩擦力は、運動摩擦力より大きい。
- 運動摩擦力の大きさは、物体の接触面に作用する垂直力の大きさに比例するが、接触面積には関係しない。
- 他の物体に接触し、その接触面に沿う方向の力が作用している物体が静止しているとき、接触面に働いている摩擦力を静止摩擦力という。
- 最大静止摩擦力の大きさは、静止摩擦係数に比例する。
正解!素晴らしいです
残念...
この過去問の解説 (1件)
01
適切でないものは
「円柱状の物体を動かす場合、転がり摩擦力は滑り摩擦力に比べると大きい。」です。
摩擦力に関する各選択肢について正しいかどうかを確認しましょう。
この記述は誤りです。
転がり摩擦力は、物体が転がる際に働く摩擦力で、滑り摩擦力よりもはるかに小さいです。そのため、転がり摩擦を利用する車輪やベアリングが、重い物体を動かす際に活用されています。
この記述は正しいです。
静止している物体に働く摩擦力の上限である「最大静止摩擦力」は、物体が動き始めた後に働く運動摩擦力よりも一般的に大きいです。
この記述は正しいです。
摩擦力の大きさは、垂直抗力(接触面に垂直に働く力)に比例しますが、接触面積の大きさには依存しません。
この記述は正しいです。
静止摩擦力は、物体が動き始める前に、接触面に沿って働いている力に抵抗する摩擦力を指します。
この記述は正しいです。
最大静止摩擦力は、静止摩擦係数と垂直抗力の積で表されます。この関係は摩擦の基本公式に基づいています。
摩擦力には静止摩擦力、運動摩擦力、転がり摩擦力の3種類があり、それぞれ異なる特性を持っています。特に、転がり摩擦力が滑り摩擦力よりも小さい点を覚えることで、転がる物体が効率的に動く理由を理解できます。摩擦力の基礎を正確に学び、安全な設計や操作に役立てましょう。
参考になった数1
この解説の修正を提案する
前の問題(問37)へ
令和4年(2022年)4月問題一覧
次の問題(問39)へ