クレーン・デリック運転士の過去問
令和4年（2022年）10月
クレーン及びデリックに関する知識問1

付箋

付箋は自分だけが見れます（非公開です）。

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、「新しく出題する（ここをクリック）」をご利用ください。

問題

クレーン・デリック運転士試験　令和4年（2022年）10月クレーン及びデリックに関する知識　問1 （訂正依頼・報告はこちら）

クレーンに関する用語の記述として、適切なものは次のうちどれか。

正解！素晴らしいです

残念...

適切なものは

「クレーンの作業範囲とは、クレーンの各種運動を組み合わせてつり荷を移動することができる範囲をいう。」です。

クレーンの用語に関する各選択肢について、正しいかどうかを詳しく解説します。

選択肢1. 天井クレーンのキャンバとは、クレーンガーダに荷重がかかったときに生じる下向きのそり（曲がり）をいう。

この記述は誤りです。
キャンバとは、クレーンガーダにあらかじめ与えられる「上向きのそり（曲がり）」のことです。荷重がかかることで水平になるように設計されています。

選択肢2. 定格速度とは、つり上げ荷重に相当する荷重の荷をつって、巻上げ、走行、横行、旋回などの作動を行う場合のそれぞれの最高の速度をいう。

この記述は誤りです。

一見、正しいように見えますが、実際には定格速度は通常運転における標準速度を指すため、「最高の速度」という表現は不正確です。

選択肢3. 天井クレーンの定格荷重とは、クレーンの構造及び材料に応じて負荷させることができる最大の荷重をいい、フックなどのつり具分が含まれる。

この記述は誤りです。
定格荷重にはフックなどのつり具の重さは含まれません。定格荷重とは、クレーンが安全に扱える荷の重量を指します。

選択肢4. クレーンの作業範囲とは、クレーンの各種運動を組み合わせてつり荷を移動することができる範囲をいう。

この記述は正しいです。
クレーンの作業範囲は、クレーンの構造や運動能力に基づき、荷物を安全に移動できる範囲を指します。これには横行や旋回、走行などが含まれます。

選択肢5. ケーブルクレーンのトロリがメインロープに沿って移動することを走行という。

この記述は誤りです。
トロリがメインロープに沿って移動する動作は「横行」と呼ばれます。「走行」という用語は通常、クレーン全体が移動する動きを指します。

まとめ

クレーンの用語は、現場での安全操作や保守の基礎です。特に、「定格荷重」「キャンバ」「作業範囲」などの用語は、クレーンの正しい使い方を理解するために重要です。不正確な理解が事故や誤操作につながる可能性があるため、基本をしっかり覚えましょう。

参考になった数1