クレーン・デリック運転士 過去問
令和6年(2024年)10月
問40 (クレーンの運転のために必要な力学に関する知識 問10)

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問題

クレーン・デリック運転士試験 令和6年(2024年)10月 問40(クレーンの運転のために必要な力学に関する知識 問10) (訂正依頼・報告はこちら)

図のような組合せ滑車を用いて質量200kgの荷をつるとき、これを支えるために必要な力Fの値は次のうちどれか。
ただし、重力の加速度は9.8m/s2とし、滑車及びワイヤロープの質量並びに摩擦は考えないものとする。
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  • 245N
  • 280N
  • 327N
  • 490N
  • 653N

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この過去問の解説 (2件)

01

滑車に掛かる力に関する問題です。

この問題ではそれぞれの滑車に掛かる力を順番に求める事で解ける内容となっているので、順番に解いていきましょう。

選択肢1. 245N

滑車の引張力は質量÷本数×加速度で求めます。

まずは荷を吊っている横の滑車の引張力は200÷2×9.8=980Nとなり、その横の滑車は980÷2=490Nとなります。

最後に一番離れているFは490÷2=245Nとなります。

まとめ

その問題はそれぞれの滑車の高さが異なりますが、同じ高さの滑車の問題も出題される事があります。

どちらにしても理屈をしっかり覚えておけば解けるので忘れないようにしましょう。

参考になった数1

02

動滑車のワイヤーロープの引っ張る力は

おもりの重さの1/2になります。これを踏まえて問題を見てみましょう。

選択肢1. 245N

正しいです。

動滑車が3つありますので、

200×9.8÷2÷2÷2=245

245Nとなります。

選択肢2. 280N

誤りです。

選択肢3. 327N

誤りです。

選択肢4. 490N

誤りです。

選択肢5. 653N

誤りです。

まとめ

定滑車は力の方向を変え、動滑車は引っ張る力を1/2にすることができます。

定滑車と動滑車の違いが区別できるようにしておきましょう。

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