建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士) 過去問
第48回(平成30年度(2018年))
問128 (給水及び排水の管理 問128)
問題文
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問題
建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士)試験 第48回(平成30年度(2018年)) 問128(給水及び排水の管理 問128) (訂正依頼・報告はこちら)
- 雨水浸透方式は、下水道への負荷の軽減や、地下水の涵養を図るために設ける。
- 雨水ますの流出管は、流入管よりも管底を20mm程度下げて設置する。
- 雨水ますの底部には100mm程度の泥だめを設け、土砂などが下水道へ流出することを防止する。
- 雨水排水管と合流式の敷地排水管を接続する場合は、トラップますを設け、ルーフドレンからの悪臭を防止する。
- ルーフドレンのストレーナの開口面積は、それに接続する雨水排水管の2倍程度とする。
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この過去問の解説 (1件)
01
正解は、「雨水ますの底部には100mm程度の泥だめを設け、
土砂などが下水道へ流出することを防止する。」です。
この問題は、雨水設備に関するものです。雨水浸透方式や雨水ますの構造、
トラップますによる臭気防止、ルーフドレンの構造などの
設計のポイントの理解が問われます。
設計の基準の数値は、イメージと組み合わせで理解することが重要です。
正しいです。雨水浸透方式は、雨水を地中に浸透させることで、
都市部の下水道への負荷を軽減し、洪水リスクを抑える効果があります。
また、地中に浸透した雨水は地下水として蓄えられ、
地下水の涵養にも寄与します。
環境保全や水資源の有効活用の観点から、重要な排水手法です。
正しいです。雨水ますでは、流出管の管底を流入管より約20mm下げて設置することで、
流入した雨水がスムーズに流出し、滞留や逆流を防止できます。
土砂やゴミの沈殿スペースも確保され、
清掃や維持管理がしやすくなります。
不適当です。雨水ますの底部に設ける泥だめの深さは、100mmでは不十分です。
実務上は、土砂の沈殿や清掃の容易さを考慮して、
200mm以上の深さが推奨されます。
泥だめが浅いと、土砂が十分に捕捉されず、
下水道への流出や管の閉塞のリスクが高まります。
正しいです。合流式排水管に雨水排水管を接続する場合、
汚水系統からの臭気がルーフドレンを通じて屋外に漏れる恐れがあります。
これを防ぐために、トラップますを設けることで水封を形成し、
臭気の逆流を遮断します。
衛生環境の維持に不可欠です。
正しいです。ルーフドレンのストレーナは、落葉やゴミの流入を防ぎつつ、
雨水を効率よく排水する必要があります。
そのため、接続する雨水排水管の2倍程度の開口面積にすることで、
排水能力を十分に保ちつつ、詰まりのリスクを軽減できます。
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