建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士) 過去問
第48回(平成30年度(2018年))
問136 (給水及び排水の管理 問136)

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士)試験 第48回(平成30年度(2018年)) 問136(給水及び排水の管理 問136) (訂正依頼・報告はこちら)

衛生器具設備に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
  • 節水機器を導入する場合は、給水器具からの吐水量の削減だけでなく、排水管内の流下特性などにも配慮する。
  • 洗面器は、取り付け状態を2カ月に1回点検することが望ましい。
  • 衛生器具設備をユニット化すると、防水処理工事や養生作業が軽減される。
  • JIS A 5207では、節水 I 形の大便器の洗浄水量は13L以下としている。
  • 上質水供給設備の目的には、トリハロメタンなどの有害物質を取り除くことや、ミネラル成分の調整を行うことがある。

次の問題へ

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (1件)

01

正解は、「JIS A 5207では、節水 I 形の大便器の洗浄水量は13L以下としている。」です。

 

この問題は、衛生器具設備に関するものです。

衛生器具設備は、給水・排水設備と密接に関係し、

衛生的で安全な利用環境を確保するために設置さます。

節水機器導入や洗面器点検、ユニット化は適切な管理方法であり、

上質水供給設備は水質改善を目的としています。

JIS規格の遵守も求められるため、洗浄水量や性能規定を逸脱しないよう選定が必要です。

選択肢1. 節水機器を導入する場合は、給水器具からの吐水量の削減だけでなく、排水管内の流下特性などにも配慮する。

正しいです。節水機器導入時は吐水量削減のみではなく、

排水管内流下条件にも配慮する必要があります。

流下不良や封水破損を防ぎ、衛生的環境を維持できます。

選択肢2. 洗面器は、取り付け状態を2カ月に1回点検することが望ましい。

正しいです。取り付けの緩みや漏水、排水不良を早期に発見できます。

適切な点検周期により修繕や清掃が効率的に行うことができます。

選択肢3. 衛生器具設備をユニット化すると、防水処理工事や養生作業が軽減される。

正しいです。衛生器具設備のユニット化は、

防水工事や養生作業を軽減し、施工期間短縮や作業効率向上に有効です。

設備を統合することで、品質管理も容易になります。

選択肢4. JIS A 5207では、節水 I 形の大便器の洗浄水量は13L以下としている。

誤りです。13L以下ではなく、8L以下です。

従来型の便器では13L程度の洗浄水量が一般的でしたが、

節水型では水資源の有効利用と環境負荷の低減を目的に、

より少ない水量で十分な洗浄性能を確保する設計が求められています。

選択肢5. 上質水供給設備の目的には、トリハロメタンなどの有害物質を取り除くことや、ミネラル成分の調整を行うことがある。

正しいです。上質水供給設備はトリハロメタン除去や

ミネラル調整など水質改善を目的とするため、

飲用・調理用途における安全性向上に寄与します。

参考になった数1