建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士) 過去問
第48回(平成30年度(2018年))
問139 (給水及び排水の管理 問139)

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問題

建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士)試験 第48回(平成30年度(2018年)) 問139(給水及び排水の管理 問139) (訂正依頼・報告はこちら)

特殊設備に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
  • 入浴設備において、浴槽からの循環水を消毒する場合には、消毒に用いる塩素系薬剤の投入口は、ろ過器から出た直後に設置する。
  • 水景設備は、水の持つ親水機能や環境調整機能によって空間を演出するものである。
  • ちゅう房機器の具備すべき要件として、それに用いる材質は吸水性がなく、耐水性・耐食性を持つものとすることが挙げられる。
  • プールの循環ろ過にオーバフロー方式を採用する場合には、オーバフローに床の洗浄水が入らない構造とする。
  • 入浴設備において、気泡発生装置、ジェット噴射装置等のエアロゾルを発生させる設備を設置する場合には、空気取入口から土ぼこりが入らないような構造とする。

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この過去問の解説 (1件)

01

正解は、「入浴設備において、浴槽からの循環水を消毒する場合には、

消毒に用いる塩素系薬剤の投入口は、ろ過器から出た直後に設置する。」です。

 

この問題は、給排水を使用する特殊設備に関するものです。
特殊設備(入浴設備、プール、水景設備など)は、

利用者の衛生安全と快適性を確保するために適切な設計・施工・管理が求められます。

循環水消毒、オーバフロー構造、空気取入口の配置など、

各設備固有の注意点を守ることで感染症や水質悪化を防止できます。

誤った設備配置は衛生リスクを高めます。

選択肢1. 入浴設備において、浴槽からの循環水を消毒する場合には、消毒に用いる塩素系薬剤の投入口は、ろ過器から出た直後に設置する。

不適当です。浴槽の循環水消毒用塩素投入口は、ろ過器出直後ではなく、

循環経路における適切な位置に設置する必要があります。

出直後に設置すると塩素が不足したまま循環する可能性があり

衛生的に問題が生じます。

選択肢2. 水景設備は、水の持つ親水機能や環境調整機能によって空間を演出するものである。

正しいです。水景設備は、水の親水性や環境調整機能で空間演出が可能であり、

装飾・環境設計上適切です。

美観維持と衛生管理を両立できる点が評価できます。

マイナスイオン効果もあります。

選択肢3. ちゅう房機器の具備すべき要件として、それに用いる材質は吸水性がなく、耐水性・耐食性を持つものとすることが挙げられる。

正しいです。厨房機器の材質は、吸水性がなく耐水性・耐食性を持つことが求められます。

これにより腐食や劣化を防ぎ、長期使用でも衛生的に保てます。

選択肢4. プールの循環ろ過にオーバフロー方式を採用する場合には、オーバフローに床の洗浄水が入らない構造とする。

正しいです。プール循環ろ過にオーバフロー方式を採用する場合、

床の洗浄水がオーバフローに入らない設計が必要です。

衛生維持上重要です。

選択肢5. 入浴設備において、気泡発生装置、ジェット噴射装置等のエアロゾルを発生させる設備を設置する場合には、空気取入口から土ぼこりが入らないような構造とする。

正しいです。入浴設備のエアロゾル発生装置は、

空気取入口から土埃が入らない構造が求められます、

利用者の健康リスク低減に必要不可欠です。

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