建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士) 過去問
第48回(平成30年度(2018年))
問152 (清掃 問152)

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問題

建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士)試験 第48回(平成30年度(2018年)) 問152(清掃 問152) (訂正依頼・報告はこちら)

硬性床材の特徴に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
  • 大理石は、耐酸性、耐アルカリ性に乏しい。
  • 花崗岩は、耐熱性に乏しい。
  • コンクリートは、耐酸性に乏しい。
  • テラゾは、耐酸性に優れる。
  • セラミックタイルは、耐酸性、耐アルカリ性、耐摩耗性に優れる。

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この過去問の解説 (1件)

01

この問題は、硬性床材の特徴に関するものです。

硬性床材には大理石、花崗岩、コンクリート、テラゾ、セラミックタイルなどがあり、

それぞれ耐酸性・耐アルカリ性・耐熱性・耐摩耗性といった特徴が異なります。

清掃や維持管理においては、これらの性質を理解することが重要です。

特に酸やアルカリに対する耐性は、使用する洗剤の選定に直結し、

不適切な処理をすると劣化や変色の原因となります。

選択肢1. 大理石は、耐酸性、耐アルカリ性に乏しい。

正しいです。大理石は炭酸カルシウムを主成分とするため、

酸性洗剤に弱く、変色や腐食の恐れがあります。

またアルカリ性に対しても脆弱で、光沢が失われやすいので、

清掃では中性洗剤が必要です。

選択肢2. 花崗岩は、耐熱性に乏しい。

正しいです。花崗岩は硬度が高く、酸にも比較的強いですが、

熱衝撃には弱い特性があります。

急激な加熱や冷却で割れやすいため、注意しましょう。

選択肢3. コンクリートは、耐酸性に乏しい。

正しいです。コンクリートは水酸化カルシウム(アルカリ性)を含むため、

酸性物質に侵されやすいです。

酸雨や酸性洗剤に長期間さらされると表面が劣化します。

選択肢4. テラゾは、耐酸性に優れる。

不適当です。テラゾはセメントに大理石などを混ぜた人造石であり、

大理石同様に酸に弱いです。

酸性洗剤を使用すると劣化や光沢損失を招くため、

気をつけましょう。

選択肢5. セラミックタイルは、耐酸性、耐アルカリ性、耐摩耗性に優れる。

正しいです。セラミックタイルは高温で焼成されるため、

化学薬品や摩耗に強いです。

清掃のしやすさや耐久性から、公共施設などで多用されています。

 

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