建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士) 過去問
第50回(令和2年度(2020年))
問75 (空気環境の調整 問75)
問題文
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問題
建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士)試験 第50回(令和2年度(2020年)) 問75(空気環境の調整 問75) (訂正依頼・報告はこちら)
- 面状吹出口には、多孔パネル型、天井パネル型がある。
- 線状吹出口は、主にペリメータ負荷処理用として窓近傍に設置されることが多い。
- ふく流吹出口は、誘引効果が高く、均一度の高い温度分布が得やすい。
- 軸流吹出口の吹出気流は、到達距離が短い。
- 軸流吹出口には、グリル型がある。
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この過去問の解説 (1件)
01
吹出口は、空調システムで空気を適切に分配するための装置です。形状や設置場所によって、空気の流れ方や温度分布が異なります。吹出口には、面状・線状・軸流・ふく流などの種類があり、それぞれの特性を理解することが重要です。各選択肢の記述を確認し、最も不適当なものを判断します。
面状吹出口は、空気を広範囲に均一に拡散させるタイプです。多孔パネル型や天井パネル型があり、天井や壁に設置されます。この記述は適切です。
線状吹出口(リニアディフューザー)は、細長い形状をしており、窓際(ペリメータゾーン)に設置して、外気の影響を抑える目的で使われます。この記述は適切です。
ふく流吹出口は、吹き出された空気が周囲の空気を引き込みながら拡散するため、温度ムラが少なく、均一な温度分布を作りやすいです。誘引効果も高いです。この記述は適切です。
軸流吹出口(ジェットノズル型など)は、遠くまで空気を届けることができる吹出口です。特に大空間や体育館などで使用され、長い到達距離を持ちます。「到達距離が短い」という記述は誤りであり、不適当です。
軸流吹出口は、ノズル型や円形のものが一般的で、グリル型とは異なります。グリル型は主に壁や天井に取り付けるタイプの吹出口の分類です。しかし、広い意味で軸流吹出口にもグリル型のものが存在するため、この記述は完全に誤りとは言えません。この記述は適切です。
「軸流吹出口の吹出気流は、到達距離が短い。」の記述は不適当です。軸流吹出口は、遠くまで空気を送るために設計されており、大空間で使用されることが多いです。到達距離は長く、短いとは言えません。
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