建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士) 過去問
第50回(令和2年度(2020年))
問167 (ねずみ、昆虫等の防除 問167)
問題文
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問題
建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士)試験 第50回(令和2年度(2020年)) 問167(ねずみ、昆虫等の防除 問167) (訂正依頼・報告はこちら)
- チャバネゴキブリでは、毒餌への喫食抵抗性を示す個体が知られている。
- ULV 処理は、室内空間に薬剤を充満させて処理する方法である。
- 残留処理は、薬剤を経口的に取り込ませることをねらった処理法である。
- 防除に先立ち、ゴキブリの生息密度調査を行うことは重要である。
- ピレスロイド剤は、ゴキブリに対してフラッシング効果を示す。
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この過去問の解説 (1件)
01
最も不適当な記述は「残留処理は、薬剤を経口的に取り込ませることをねらった処理法である。」です。
残留処理(残効処理)は、壁や床に薬剤の薄い膜を残し、ゴキブリが歩いて触れることで皮膚や気門から吸収させることを目的とします。経口摂取を主な狙いとする方法ではありません。
毒餌中の糖分を嫌う「ベイト忌避(糖嫌悪)」や有効成分への耐性が報告されています。適当です。
ULV(Ultra-Low Volume)処理は超微粒子の冷霧を空間に噴霧し、飛翔昆虫や隠れた害虫へ薬液を行き渡らせる方法です。適当です。
残留処理は接触毒の付着を目的とし、経口摂取は主眼ではありません。不適当です。
トラップや目視で生息域と密度を把握すると、薬剤量や処理ポイントを的確に決められます。適当です。
ピレスロイドは刺激作用で隠れたゴキブリを追い出すフラッシング効果があります。適当です。
残留処理=接触毒を付着させる方法と覚えましょう。
毒餌・ULV・残留処理など、目的や作用機序を区別して組み合わせると、抵抗性個体や隠れたゴキブリにも効果的に対応できます。
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