建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士) 過去問
第50回(令和2年度(2020年))
問169 (ねずみ、昆虫等の防除 問169)
問題文
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問題
建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士)試験 第50回(令和2年度(2020年)) 問169(ねずみ、昆虫等の防除 問169) (訂正依頼・報告はこちら)
- イエバエの主要な発生源は、畜舎やゴミ処理場である。
- クロバエは、夏期によく見られる小型のハエである。
- ショウジョウバエやチョウバエ等は、走光性を示す種類が多い。
- 国内のハエ症では、食べ物と一緒に幼虫を飲み込み、腹痛などを起こす消化器ハエ症が最も多い。
- ノミバエの主要な発生源は、腐敗した動物質である。
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この過去問の解説 (1件)
01
最も不適当なものは「クロバエは、夏期によく見られる小型のハエである。」です。
クロバエ類(クロバエ、ニクバエなどの大型クロバエ科)は、一般に体長10 mm前後の比較的大きなハエで、夏の高温期よりも春や秋などやや涼しい季節に多く見られます。「小型」「夏期に多い」という両方の表現が事実と合いません。以下で各選択肢の正誤を確認します。
家畜ふんや生ごみはイエバエ幼虫(ウジ)が大量に発生する典型的な場所です。適切です。
クロバエはハエ類の中でも比較的大型で、真夏よりも25 ℃前後の春・秋に多発します。不適当です。
これらのハエは灯火や窓明かりに集まる習性(正の走光性)があり、夜間室内に飛来しやすいです。適切です。
日本で報告されるハエ症の多くが消化器型(幼虫を摂取)であり、症例数も最多とされています。適切です。
ノミバエは腐敗した肉・魚・死骸など動物質に好んで産卵し、幼虫が発生します。適切です。
クロバエ=大型・やや涼しい時期に多いと覚えておくと誤答を見抜きやすくなります。
発生源や季節性を把握することで、効果的なモニタリングと防除計画が立てられます。
走光性や発生源対策(清掃・保管・密閉)がハエ類対策の基本です。
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