建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士) 過去問
第50回(令和2年度(2020年))
問177 (ねずみ、昆虫等の防除 問177)
問題文
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問題
建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士)試験 第50回(令和2年度(2020年)) 問177(ねずみ、昆虫等の防除 問177) (訂正依頼・報告はこちら)
- 通常16メッシュの網目であれば、蚊、コバエ等、多くの昆虫の侵入を防止できる。
- 光源がナトリウム灯の場合は、白熱灯に比べて昆虫類を誘引しやすいことが知られている。
- ミスト機は、100〜400μm 程度の粒子の薬剤を、ゴキブリなどの生息場所に散布する場合に使用する。
- 食品取扱場所やその周辺では、毒餌や圧殺式トラップは、施錠可能な毒餌箱に入れて設置する。
- 噴霧機は、殺虫剤などに熱を加えないで、送風装置とノズル先端の衝突板で20〜100μm 程度の粒子を噴射する機器である。
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この過去問の解説 (1件)
01
最も適当なのは「食品取扱場所やその周辺では、毒餌や圧殺式トラップは、施錠可能な毒餌箱に入れて設置する。」です。
食料品を扱う場所では、薬剤やトラップが食品に触れたり、子ども・ペットが誤って触れたりしないように鍵付き(耐タンパー)ベイトステーションに格納して設置するのが基本です。国際的なHACCP基準や国内の食品衛生管理ガイドラインでも推奨されています。
16メッシュ(約1.3 mm角)はショウジョウバエや小型蚊には目が粗く、完全防止はできません。
ナトリウム灯(橙黄色)は紫外・青成分が少なく、白熱灯より誘引性が低いのが一般的です。
ミスト機が作る粒子径はおよそ50〜100 µmであり、100〜400 µmは通常“粗いスプレー”の領域です。
誤食・誤触を防ぎ、異物混入リスクも抑えられるため適当です。
“噴霧機”の代表的粒子径は20〜50 µmとされ、上限100 µmはやや大き過ぎる記述です。
食品エリアでは安全確保が最優先。鍵付きベイトステーションの使用は国際標準の防虫・防鼠対策です。
網目サイズや照明の波長など、物理的・環境的な対策は対象害虫の大きさ・習性に合わせて設定する必要があります。
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