建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士) 過去問
第51回(令和3年度(2021年))
問137 (給水及び排水の管理 問138)

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問題

建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士)試験 第51回(令和3年度(2021年)) 問137(給水及び排水の管理 問138) (訂正依頼・報告はこちら)

浄化槽法に規定する浄化槽管理者に関する次の記述のうち、誤っているものはどれか。
  • 最初の保守点検は、浄化槽の使用開始直後に実施する。
  • 指定検査機関の行う法定検査を受検する。
  • 保守点検及び清掃を実施し、その記録を保存する。
  • 保守点検及び清掃は、法令で定められた技術上の基準に従って行う。
  • 保守点検は、登録を受けた浄化槽保守点検業者に委託することができる。

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この過去問の解説 (1件)

01

誤っているのは「最初の保守点検は、浄化槽の使用開始直後に実施する。」です。
最初の保守点検は使用開始後3か月以内に行う決まりです。「直後」とは限りません。

選択肢1. 最初の保守点検は、浄化槽の使用開始直後に実施する。

誤りです。最初の保守点検=使用開始後3か月以内がルールです。運転が安定する初期期間を含めて、適切な時期に点検します。

選択肢2. 指定検査機関の行う法定検査を受検する。

適切です。使用開始後の検査(7条)や毎年の検査(11条)を指定検査機関で受けます。

選択肢3. 保守点検及び清掃を実施し、その記録を保存する。

適切です。点検・清掃の実施と記録保存(保存期間の目安は3年)は管理者の義務です。後日の確認や指導に備えます。

選択肢4. 保守点検及び清掃は、法令で定められた技術上の基準に従って行う。

適切です。点検内容・頻度・清掃方法などは技術上の基準に沿って実施します。基準外の方法は性能低下や違反につながります。

選択肢5. 保守点検は、登録を受けた浄化槽保守点検業者に委託することができる。

適切です。専門性が高いため、登録業者への委託が認められています。契約時は登録の有無業務範囲を確認します。

まとめ

浄化槽管理者の基本は、適切な時期の点検(初回は3か月以内)法定検査の受検点検・清掃と記録保存基準に沿った作業登録業者への委託可の5点です。特にひっかかりやすいのは最初の保守点検の時期で、「直後」ではなく「3か月以内」と覚えておくと安心です。

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