建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士) 過去問
第51回(令和3年度(2021年))
問148 (清掃 問149)

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問題

建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士)試験 第51回(令和3年度(2021年)) 問148(清掃 問149) (訂正依頼・報告はこちら)

床材の耐性に関する次の記述のうち、最も適当なものはどれか。
  • 木質系床材は、耐水性に優れる。
  • テラゾは、耐酸性に優れる。
  • リノリウムは、耐アルカリ性に優れる。
  • セラミックタイルは、耐摩耗性に優れる。
  • コンクリートは、耐酸性に優れる。

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この過去問の解説 (1件)

01

最も適当なのは「セラミックタイルは、耐摩耗性に優れる。」です。
セラミックタイル(特に磁器質タイル)は硬くて擦り減りにくいため、人が多く通る床でも表面が傷みにくいという特長があります。

選択肢1. 木質系床材は、耐水性に優れる。

不適当です。 木は水分を吸うと膨張・反り・変色が起きやすいです。表面塗装で一定の防水性は出せますが、材そのものは水に弱いと考えます。

選択肢2. テラゾは、耐酸性に優れる。

不適当です。 一般的なセメント系テラゾは酸でセメント成分が侵されやすいです。酸洗浄は白濁や腐食の原因になります。

選択肢3. リノリウムは、耐アルカリ性に優れる。

不適当です。 リノリウムは強アルカリに弱く、変色や劣化を起こすことがあります。清掃では中性~弱アルカリまでにとどめるのが基本です。

選択肢4. セラミックタイルは、耐摩耗性に優れる。

適当です。 セラミックタイル(特に磁器質・無釉タイプなど)は硬度が高く、擦り減りに強いため、駅コンコースや商業施設などの高頻度歩行でも性能を発揮します。

選択肢5. コンクリートは、耐酸性に優れる。

不適当です。 コンクリートはアルカリ性で、酸に弱いです。酸がかかると表面が溶けて砂状になり、強度が落ちます

まとめ

床材の耐性は材質ごとの得意・不得意を押さえると見分けやすいです。

セラミックタイル=耐摩耗性に強い。

木質=水に弱い。テラゾ・コンクリート=酸に弱い。

リノリウム=強アルカリに注意。
この整理から、耐摩耗性に優れるセラミックタイルを選ぶのが適切です。

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