建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士) 過去問
第51回(令和3年度(2021年))
問152 (清掃 問153)
問題文
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問題
建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士)試験 第51回(令和3年度(2021年)) 問152(清掃 問153) (訂正依頼・報告はこちら)
- 自動窓拭き設備は、洗剤又は水をガラス面に噴射してブラシ洗いし、真空吸引装置で回収する。
- ロープ高所作業を行う場合、ライフラインの設置が義務付けられている。
- 美観の維持のため、1〜2カ月に1回の頻度で洗浄を行うことが望ましい。
- スクイジー法は、微細な研磨剤をガラスに塗布しスクイジーでかき取る方法である。
- 事前に傷の有無、傷の大きさや数等を調査し、業務発注者に報告する。
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この過去問の解説 (1件)
01
最も不適当なのは「スクイジー法は、微細な研磨剤をガラスに塗布しスクイジーでかき取る方法である。」です。
スクイジー法は、洗剤液を塗布→ガラス面をなじませる→スクイジーで液と汚れを一気にかき取る方法です。研磨剤は使いません。研磨を伴う作業はポリッシャーやパッドなどを用いる別の工程です。
適切です。 自動窓拭き装置(自走式・昇降式など)は、噴射→ブラシ洗浄→吸引回収の流れで汚れと洗浄液を処理します。水だれ防止や作業効率のために吸引回収が組み合わされます。
適切です。 ロープアクセスによる外壁・ガラス清掃では、独立したライフライン(親綱)と安全帯(墜落制止用器具)の使用が原則です。主ロープと補助(ライフライン)の二重確保で安全性を高めます。
やや過剰です。 汚れの付き方は立地・階高・外装形状・気象で変わります。一般には季節や環境に応じた計画(例:年2〜6回程度)が多く、一律に1〜2カ月ごととは限りません。ただし繁華街や海沿い等の高汚染環境では短いサイクルを組むこともあります。
不適当です。 スクイジー法は非研磨の拭き取り手法です。研磨剤を使うのは別工程(ウロコ・シリカ汚れ等の除去で行う特殊作業)で、通常のスクイジー清掃に研磨は含みません。
適切です。 既存傷の確認・記録・共有はトラブル防止と品質管理の基本です。写真記録と位置図での報告が望ましいです。
外装ガラス清掃のポイントは次のとおりです。
スクイジー法は「非研磨の拭き取り」で、研磨剤は使いません。
高所作業は二重の安全確保(ライフライン等)が前提です。
洗浄頻度は環境で調整します。汚れの実態に合わせて計画的に実施します。
この整理から、研磨剤を前提とするスクイジー法の説明が不適当と判断できます。
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