建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士) 過去問
第52回(令和4年度(2022年))
問74 (空気環境の調整 問74)
問題文
この図に関連する、次の文章の( )内に入る語句の組合せとして、最も適当なものはどれか。
送風機の特性曲線は、グラフの横軸に( ア )をとり、縦軸に( イ )をとって表すと曲線Pのようになる。一方、送風系の抵抗曲線は、同じグラフ上に、原点を通る二次曲線Rとして示される。ここで、2曲線の交点Aは、運転点を示している。この時、送風系の( ウ )を操作することで、抵抗曲線はR’に変化し、運転点はBとなる。

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問題
建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士)試験 第52回(令和4年度(2022年)) 問74(空気環境の調整 問74) (訂正依頼・報告はこちら)
この図に関連する、次の文章の( )内に入る語句の組合せとして、最も適当なものはどれか。
送風機の特性曲線は、グラフの横軸に( ア )をとり、縦軸に( イ )をとって表すと曲線Pのようになる。一方、送風系の抵抗曲線は、同じグラフ上に、原点を通る二次曲線Rとして示される。ここで、2曲線の交点Aは、運転点を示している。この時、送風系の( ウ )を操作することで、抵抗曲線はR’に変化し、運転点はBとなる。

- ア:圧力 イ:回転数 ウ:インバータ
- ア:風量 イ:圧力 ウ:インバータ
- ア:圧力 イ:風量 ウ:インバータ
- ア:風量 イ:圧力 ウ:ダンパ
- ア:圧力 イ:風量 ウ:ダンパ
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この過去問の解説 (1件)
01
ア:風量 イ:圧力 ウ:ダンパが適当です。
送風機特性は横軸が風量、縦軸が圧力で表し、送風系の抵抗は原点を通る二次曲線になります。抵抗曲線を変える操作はダンパの開度調整です(開度で配管抵抗が変わるため、曲線R→R’に移動します)。
適当です。 一般的な表示はQ–P(風量–圧力)グラフです。配管側のダンパを絞る・開くと系の抵抗係数Kが変わり、ΔP=KQ²の曲線がR→R’に動き、交点(運転点)がA→Bに移ります。
不適当です。 縦軸に回転数は取りません。さらにインバータ操作は送風機の回転数を変えて送風機特性曲線Pを移動させるもので、抵抗曲線Rを動かす操作ではありません。
不適当です。 軸の向きが逆です。加えて上と同様、インバータは送風機側の曲線を変える操作です。
適当です。 ダンパ調整で系抵抗が変わる→抵抗曲線が移動という説明に合致します。
不適当です。 軸がP–Qの並びになっており、通常の表し方と逆です。ダンパは合っていますが、軸指定が不正確です。
送風機特性曲線:横軸風量Q、縦軸圧力P。
系抵抗曲線:ΔP=KQ²の原点通過の二次曲線。
運転点:両曲線の交点。
ダンパ調整:Kが変化→抵抗曲線が移動→運転点が移る。
インバータ:回転数を変更→送風機特性曲線Pが移動(抵抗曲線そのものは不変)。
このポイントを押さえると、図のA→Bの移動がダンパ操作によるものと判断できます。
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