建築物環境衛生管理技術者の過去問
第53回(令和5年度(2023年))
空気環境の調整 問64

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問題

第53回 建築物環境衛生管理技術者試験 空気環境の調整 問64 (訂正依頼・報告はこちら)

同出力の蒸気圧縮冷凍機と比較した場合の吸収式冷凍機の特徴に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
  • 冷凍機内は真空であり、圧力による破裂のおそれがない。
  • 回転部分が少なく、騒音・振動が小さい。
  • 特別な運転資格を必要としない。
  • 消費電力量が少ない。
  • 排熱回収に適さない。

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この過去問の解説 (1件)

01

吸収式冷凍機は蒸気圧縮冷凍機と異なり、運転原理に化学反応や熱を利用します。

そのため特徴として真空運転や低騒音などが挙げられます。

選択肢1. 冷凍機内は真空であり、圧力による破裂のおそれがない。

吸収式冷凍機は真空運転のため破裂の危険性が低いです。

選択肢2. 回転部分が少なく、騒音・振動が小さい。

回転機構が少ないため騒音や振動が小さいです。

選択肢3. 特別な運転資格を必要としない。

吸収式冷凍機は資格が不要な場合が多いです。

選択肢4. 消費電力量が少ない。

主に熱をエネルギー源とするため電力消費は少ないです。

選択肢5. 排熱回収に適さない。

吸収式冷凍機は排熱を有効利用するために適しています。

まとめ

吸収式冷凍機の特徴として「排熱回収に適さない」という記述は不適切です。

真空運転、低騒音・低振動、低消費電力といったメリットを正しく理解しましょう。

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