建築物環境衛生管理技術者の過去問
第53回(令和5年度(2023年))
空気環境の調整 問65

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問題

第53回 建築物環境衛生管理技術者試験 空気環境の調整 問65 (訂正依頼・報告はこちら)

ボイラに関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
  • 鋳鉄製ボイラは、高温・高圧の蒸気の発生に適している。
  • 炉筒煙管ボイラは、直径の大きな横型ドラムを本体とし、燃焼室、煙管群で構成される。
  • 貫流ボイラは、水管壁に囲まれた燃焼室及び水管群からなる対流伝熱面で構成される。
  • 真空式温水発生器は、容量によらずボイラに関する取扱い資格は不要である。
  • 真空式温水発生器は、缶体内を真空に保持して水を沸騰させ、熱交換器に伝熱する。

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この過去問の解説 (1件)

01

ボイラの種類と特徴、構造を理解することが重要です。

特に鋳鉄製ボイラや真空式温水発生器の特徴が問われやすいため、それぞれの用途や制約を正確に把握しましょう。

選択肢1. 鋳鉄製ボイラは、高温・高圧の蒸気の発生に適している。

鋳鉄製ボイラは高温・高圧には不向きで、温水用途が主です。

選択肢2. 炉筒煙管ボイラは、直径の大きな横型ドラムを本体とし、燃焼室、煙管群で構成される。

炉筒煙管ボイラはこの特徴を持つ古典的なボイラです。

選択肢3. 貫流ボイラは、水管壁に囲まれた燃焼室及び水管群からなる対流伝熱面で構成される。

貫流ボイラはこの構造で効率的な熱交換を行います。

選択肢4. 真空式温水発生器は、容量によらずボイラに関する取扱い資格は不要である。

真空式温水発生器は法規上、資格不要の設備です。

選択肢5. 真空式温水発生器は、缶体内を真空に保持して水を沸騰させ、熱交換器に伝熱する。

真空環境での伝熱を特徴としています。

まとめ

鋳鉄製ボイラが高温・高圧に適さない点がポイントです。

他のボイラの特徴を整理し、真空式温水発生器の特殊性も理解することで類似問題に対応できます。

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