建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士) 過去問
第53回(令和5年度(2023年))
問139 (給水及び排水の管理 問139)
問題文
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問題
建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士)試験 第53回(令和5年度(2023年)) 問139(給水及び排水の管理 問139) (訂正依頼・報告はこちら)
- 入浴設備の打たせ湯には、循環している浴槽水を用いる。
- HACCP方式は、食品製造に関して原材料の受入れから最終製品の出荷までの各段階におけるリスク分析に基づき、重要管理点を定めて連続的に監視する安全性確保のための衛生管理手法である。
- プール水の消毒設備には、塩素剤に加えてオゾン消毒や紫外線消毒を併用する例がある。
- 文部科学省は学校給食施設に対し、厨(ちゅう)房の床面にドライシステム(ドライフロア)を導入するよう求めている。
- 水景設備は、水のもつ親水機能や環境調整機能によって空間を演出するものである。
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この過去問の解説 (1件)
01
正解は、「入浴設備の打たせ湯には、循環している浴槽水を用いる。」です。
この問題は、ビルや公共施設に設置される特殊設備の衛生管理や機能的な役割に関するものです。
施設の多機能化に伴い、特殊設備の管理が建物衛生全体に及ぼす影響は非常に大きく、
的確な知識と運用が求められます。
不適当です。打たせ湯は、浴槽水の循環利用は禁止されており、
必ず新湯(上水)を使用しなければならないと、厚生労働省の指針でも定められています。
衛生上のリスク(レジオネラ属菌等)を避けるためです。
見落としがちですので、スーパー銭湯などで、営業停止処分にならないように管理が必要です。
正しいです。HACCP方式は、食品製造に関して原材料の受入れから最終製品の出荷までの、
各段階におけるリスク分析に基づき、
重要管理点を定めて連続的に監視する安全性確保のための衛生管理手法です。
2021年6月から食品衛生法改正により、すべての食品事業者にHACCP導入が義務化されました。
正しいです。塩素だけでなく、オゾンや紫外線(UV)を併用することで、
トリハロメタンの生成を抑えつつ、広範囲な微生物除去が可能です。
残留塩素濃度を抑えつつ安全性を確保できます。
正しいです。ドライシステムとは、水を極力使わずに清掃・衛生管理を行う方式です。
水を使わないことで滑り事故の防止や微生物の繁殖抑制に効果があります。
新設の給食施設では積極的に採用されています。
正しいです。水景は噴水や滝、池などを通じてリラックス効果や視覚的快適性をもたらす設備です。
都市空間やビルの演出に用いられます。
水景設備は、ヒートアイランド対策や空気の湿度調整にも寄与します
六本木ヒルズや東京ミッドタウンなどの都市施設で多く採用されています。
夏場はよく見かけますね。
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