建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士) 過去問
第53回(令和5年度(2023年))
問142 (清掃 問142)

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問題

建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士)試験 第53回(令和5年度(2023年)) 問142(清掃 問142) (訂正依頼・報告はこちら)

建築物衛生法施行規則に定められた建築物清掃業の登録基準の内容として、最も不適当なものは次のうちどれか。
  • 清掃用機械器具として、真空掃除機、噴霧器を有すること。
  • 清掃作業に従事するすべての者が、規則に規定する研修を修了したものであること。
  • 清掃作業に従事する者の研修内容は、清掃用機械器具、資材の使用方法、清掃作業の安全・衛生に関するものであること。
  • 清掃作業の監督を行う者は、厚生労働大臣の登録を受けた者が行う清掃作業監督者講習又は再講習の課程を修了して6年を経過していないこと。
  • 清掃作業及び清掃用機械器具等の維持管理の方法が、厚生労働大臣が別に定める基準に適合していること。

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この過去問の解説 (1件)

01

正解は、「清掃用機械器具として、真空掃除機、噴霧器を有すること。」です。

 

この問題は、建築物衛生法施行規則に基づく「建築物清掃業の登録基準」に関するものです。

現場の人員構成や人材の流動性を考慮した規定がされています。

清掃機器の所有、研修内容、監督者の講習、機器の維持管理に関する基準を確実に理解することが重要です。

選択肢1. 清掃用機械器具として、真空掃除機、噴霧器を有すること。

不適当です。建築物衛生法に基づく清掃用機械器具の要件では、

「真空掃除機、噴霧器を有すること」と限定的に記載されているわけではありません。

必要な機器は清掃対象や方法に応じて柔軟に選定されるべきであり、

特定の機器を必須とする記述は制度上誤りです。

機器の種類は多様で、用途に応じた選択が求められます。

 

 

 

選択肢2. 清掃作業に従事するすべての者が、規則に規定する研修を修了したものであること。

正しいです。建築物環境衛生管理技術者制度では、清掃作業に従事する者は、

厚生労働省令に基づく研修を修了していることが求められます。

これは作業の安全性・衛生性を確保するための制度的要件であり、

すべての従事者が対象となるためです。

選択肢3. 清掃作業に従事する者の研修内容は、清掃用機械器具、資材の使用方法、清掃作業の安全・衛生に関するものであること。

正しいです。清掃従事者の研修には、機器の正しい使い方や安全衛生に関する内容が含まれており、

厚生労働省告示第117号に基づいています。

研修内容は安全衛生・機器操作が中心で。1日研修を年1回実施しています。

 

 

 

選択肢4. 清掃作業の監督を行う者は、厚生労働大臣の登録を受けた者が行う清掃作業監督者講習又は再講習の課程を修了して6年を経過していないこと。

正しいです。清掃監督者は定期的に講習を受け、知識の更新を行う必要があり、

6年以内の修了が登録基準に定められています。

監督者は6年以内に講習を修了している必要があり、兼任は不可です。

有効期限が切れていれば再講習が必要です。

 

 

選択肢5. 清掃作業及び清掃用機械器具等の維持管理の方法が、厚生労働大臣が別に定める基準に適合していること。

正しいです。告示第117号により、使用機器の点検・報告書使用機器の維持管理方法や、

作業手順書は、衛生面と安全性確保のため、

厚生労働省が定めた基準への適合が必要です。

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