建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士) 過去問
第53回(令和5年度(2023年))
問148 (清掃 問148)

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問題

建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士)試験 第53回(令和5年度(2023年)) 問148(清掃 問148) (訂正依頼・報告はこちら)

カーペット清掃用機械に関する次の記述のうち、最も不適当なものはどれか。
  • カーペットスイーパは、パイル表面の粗ごみを除去するのに適している。
  • 洗剤供給式床磨き機は、ウィルトンカーペットの洗浄に適している。
  • スチーム洗浄機は、カーペットのしみ取りにも使われる。
  • アップライト型真空掃除機は、床を回転ブラシで掃きながら、ごみやほこりを掃除機内に吸い込む構造を有する。
  • エクストラクタは、ノズルから洗浄液を噴射して、直ちに吸引する構造になっている。

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この過去問の解説 (1件)

01

正解は、「洗剤供給式床磨き機は、ウィルトンカーペットの洗浄に適している。」です。

 

この問題は、カーペット清掃に使用される各種機械の用途と適応性に関するものです。

清掃対象の材質や汚れの種類に応じた機器の選定は、清掃品質を大きく左右する要素であり、

誤った機材の使用は素材を損傷させるだけでなく、清掃効果の低下にもつながります。

ビル管理技術者には、機材の特性を正確に理解し、

適切な場面で適切な機器を選定・運用できる知識と判断力が求められます。

選択肢1. カーペットスイーパは、パイル表面の粗ごみを除去するのに適している。

正しいです。カーペットスイーパは回転ブラシにより表面の紙くずや髪の毛などの軽いごみを除去できます。

日常の簡易清掃に適しています。図書館などで紙くず清掃にスイーパ使用する事例があります。

静音性も高く好評です。

選択肢2. 洗剤供給式床磨き機は、ウィルトンカーペットの洗浄に適している。

不適当です。 洗剤供給式床磨き機は主に硬質床材に用いられる機械で、

強い回転力がカーペット繊維を傷める可能性があります。

ウィルトンカーペットのような高級織物カーペットには適していません。

繊維が傷み苦情になることもあります。

選択肢3. スチーム洗浄機は、カーペットのしみ取りにも使われる。

正しいです。スチームの高温と圧力により、

カーペットの繊維内部に染み込んだ汚れを浮き上がらせることができ、

シミ除去に効果的です。

飲食店のカーペットにスチーム洗浄で赤ワインのシミが除去できた事例があります。

選択肢4. アップライト型真空掃除機は、床を回転ブラシで掃きながら、ごみやほこりを掃除機内に吸い込む構造を有する。

正しいです。アップライト型は、ブラシの回転によってパイルをかき出しながら吸引する構造で、

カーペット清掃において優れた集じん効果を発揮します。

回転ブラシが繊維の奥まで到達します。

選択肢5. エクストラクタは、ノズルから洗浄液を噴射して、直ちに吸引する構造になっている。

正しいです。エクストラクタ(温水洗浄回収機)は、洗浄液の噴霧と同時に汚水を回収する構造で、

繊維の深部に染み込んだ汚れも効率的に除去できます。

汚れと洗剤を同時に回収でき。乾燥も早かった事例があります。

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