建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士) 過去問
第53回(令和5年度(2023年))
問149 (清掃 問149)

このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。

問題

建築物環境衛生管理技術者(ビル管理士)試験 第53回(令和5年度(2023年)) 問149(清掃 問149) (訂正依頼・報告はこちら)

ビルクリーニング用機械・器具に関する次の記述のうち、最も適当なものはどれか。
  • 超高速バフ機の回転数は、毎分150〜300回転である。
  • 自動床洗浄機は、洗剤供給式床磨き機と吸水式真空掃除機とを結合した構造を有する。
  • 三つ手ちり取りは、移動する際にごみがこぼれない構造となっている。
  • 凹凸のある床面は、研磨粒子が付着したパッドを床磨き機に装着して洗浄する。
  • 床磨き機に用いるブラシは、直径60cm以上のものが多く使われる。

次の問題へ

正解!素晴らしいです

残念...

この過去問の解説 (1件)

01

正解は、「自動床洗浄機は、洗剤供給式床磨き機と吸水式真空掃除機とを結合した構造を有する。」です。

 

この問題は、ビル清掃で用いられる各種機械・器具の名称や構造、用途に関するものです。

機械の回転数やサイズ、組み合わせ構造に関する理解が問われており、

清掃機器の特性を正確に把握することで、適切な場面で機材を選択・使用できる知識が養われます。

選択肢1. 超高速バフ機の回転数は、毎分150〜300回転である。

不適当です。超高速バフ機の回転数は通常毎分1500〜3000回転であり、

記述の回転数は一般的な低速ポリッシャーの数値です。超高速バフ機を150回転で設定し清掃したところ、

光沢が得られず不正使用が判明したケースもあります。

 

 

選択肢2. 自動床洗浄機は、洗剤供給式床磨き機と吸水式真空掃除機とを結合した構造を有する。

正しいです。自動床洗浄機は、床洗浄時に洗剤を供給しながらブラシで磨き、

直後に吸水機能で汚水を回収する複合構造を持ちます。

この一体型構造により、清掃の効率性と乾燥性が向上し、

現場でも広く使われている実用的な機器です。

 

 

選択肢3. 三つ手ちり取りは、移動する際にごみがこぼれない構造となっている。

不適当です。三つ手ちり取りは、袋部分が開放状態のため、

移動中にごみがこぼれるリスクがあります。

ごみの飛散防止には袋の口を閉じるか、専用のキャップ付きちり取りの併用が必要です。

 

選択肢4. 凹凸のある床面は、研磨粒子が付着したパッドを床磨き機に装着して洗浄する。

不適当です。研磨パッドは凹凸面に密着し、

効率的に汚れやワッパッドに研磨粒子が付着している場合、

それは研磨(表面処理やワックス剥離)用途が中心です。

実際の現場では、研磨パッドは固着した汚れ・古いワックスの剥離処理に使われており、

一般清掃とは区別されます。

選択肢5. 床磨き機に用いるブラシは、直径60cm以上のものが多く使われる。

不適当です。一般的な床磨き機で使用されるブラシは直径40cm程度が主流で、

60cm以上は大型機に限られます。

直径60cm以上のブラシは大型施設限定であり、

通常施設では取り回しが難しく不適です。

参考になった数0