二級ボイラー技士の過去問
平成27年10月公表
ボイラーの構造に関する知識 問4

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問題

二級ボイラー技士試験 平成27年10月公表 ボイラーの構造に関する知識 問4 (訂正依頼・報告はこちら)

ボイラーに空気予熱器を設置した場合の利点として、誤っているものは次のうちどれか。
  • ボイラー効率が上昇する。
  • 燃焼状態が良好になる。
  • 炉内伝熱管の熱吸収量が多くなる。
  • 水分の多い低品位燃料の燃焼効率が上昇する。
  • ボイラーへの給水温度が上昇する。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は「5」です。空気予熱器とは、燃焼ガスの余熱を利用してボイラ燃焼用空気を予熱する機器のことです。熱の損失を減らせるため、ボイラー効率が上昇し、燃焼状態も良好となり、不完全燃焼を抑えることができます。熱の損失が少ないので、炉内伝熱管の熱吸収量も多くなり、水分の多い低品位燃料の燃焼効率も上げることができます。燃焼用空気や伝熱管の熱量を上げるもしくは保つことができますが、給水温度を上昇させる効果はありません。

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02

1.正解です。
ボイラー内の燃焼状態が良くなるので、ボイラー効率も良くなります。

2.正解です。
記載の通りです。燃焼状態が良好になります。

3.正解です。
燃焼室内温度が上がるので、炉筒伝熱管の熱吸収量が多くなります。

4.正解です。
水分の多い低品位燃料の燃焼効率が上昇します。

5.誤っています。
空気予熱器のメリットは、下記になります。
・燃焼状態が良くなる。
・炉筒伝熱管の熱吸収量が多くなる。
・水分の多い低品位燃料の燃焼を助ける。
ですので、ボイラーへの給水温度は上昇しません。

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03

正答は「5」です。

設問は、ボイラに空気予熱器を設置した場合の利点について問われています。

以下に説明します。

 ボイラに空気予熱器を設置した場合の利点として、以下が挙げられます。
 
 1.ボイラの効率が上昇する。
  
 2.燃焼状態が良好になる。
  
 3.燃焼温度が上昇し、炉内伝熱管の熱吸収量が増える。

 4.水分の多い低品位燃料の燃焼に効果的である。

以上の説明により、選択肢5が誤りであることがわかります。

正答は「5」です。 

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