二級ボイラー技士の過去問
平成27年10月公表
ボイラーの取扱いに関する知識 問19

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問題

二級ボイラー技士試験 平成27年10月公表 ボイラーの取扱いに関する知識 問19 (訂正依頼・報告はこちら)

ボイラーの点火前の点検・準備について、誤っているものは次のうちどれか。
  • 水面計によってボイラー水位が高いことを確認したときは、吹出しを行って常用水位に調整する。
  • 験水コックがある場合には、水部にあるコックから水が吹き出すことを確認する。
  • 圧力計の指針の位置を点検し、残針がある場合は予備の圧力計と取り替える。
  • 水位を上下して水位検出器の機能を試験し、設定された水位の上限において正確に給水ポンプの起動が行われることを確認する。
  • 煙道の各ダンパを全開にしてファンを運転し、炉及び煙道内の換気を行う。

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この過去問の解説 (3件)

01

1.正解です。
水位が高い場合は吹き出し、水位が低い場合は給水を行います。

2.正解です。
記載の通り、験水コックがある場合には水部にあるコックから水が吹き出すことを確認します。

3.正解です。
圧力計の指針の位置を点検し、指針が0であることを確認します。残針がある場合は予備の圧力計と取り替えます。

4.誤っています。
水位を上下して水位検出器の機能を試験し、設定された水位の下限において正確に給水ポンプの起動が行われることを確認します。

5.正解です。
煙道の各ダンパを全開にしてファンを運転し、炉及び煙道内の換気を行います。

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02

正答は「4」です。

設問は、ボイラの点火前の点検・準備について問われています。

以下に、選択肢ごとに説明致します。

 1.水面計によってボイラの水位が高いことを確認したときは、吹出しを行って常用水位に調整します。
   水位は高水位と低水位の範囲に収めます。

 2.験水コックがある場合には、水部にあるコックから水が吹き出すことを確認します。
   験水コックの水部から水が出なければ、ボイラ水位が低水位以下であるため、低水位以上に給水します。

 3. 圧力計の指針の位置を点検し、残針がある場合は予備の圧力計と取り替えます。
   残針がある圧力計は、内部に狂いが生じているため、使用しないようにします。

 4.水位を上下して水位検出器の機能を試験し、設定された水位の下限以下になったら、給水ポンプの起動が行われることを確認します。
   その後、水位の上限で給水ポンプが停止することを確認します。

 5.煙道の各ダンパを全開にしてファンを運転して、炉及び煙道内に残る燃料ガスや燃焼ガス追い出すために、換気を行います。(プレパージといいます)

以上の説明により、選択肢4が誤っていることがわかります。

正答は「4」です。

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03

正解は 4 です。

ボイラーの水位は常用水位に調整しますので、水位の上限に合わせて給水しません。

1 ボイラー水位が高い場合は空気抜き弁と吹き出し弁を開いて吹き出しを行い、常用水位に調整します。

2 験水コックがある場合には、水部にあるコックから水が吹き出すことを確認し、水部にあるコックから水が吹き出さない場合は水の補給を行う必要があります。

3 圧力計の指針の位置を点検し、残針がある場合は予備の圧力計と取り替えます。残針とは圧力がかかっていないにもかかわらず針が0を示さないことです。

5 ガスが残ったまま点火すると爆発する恐れがあるため、煙道の各ダンパを全開にしてファンを運転し、炉及び煙道内の換気を行います。

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