二級ボイラー技士の過去問
平成28年10月公表
ボイラーの取扱いに関する知識 問11

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問題

二級ボイラー技士試験 平成28年10月公表 ボイラーの取扱いに関する知識 問11 (訂正依頼・報告はこちら)

ガスだきボイラーの手動操作による点火について、誤っているものは次のうちどれか。
  • ガス圧力が加わっている継手、コック及び弁は、ガス漏れ検出器の使用又は検出液の塗布によりガス漏れの有無を点検する。
  • 通風装置により、炉内及び煙道を十分な空気量でプレパージする。
  • 点火用火種は、火力の大きなものを使用する。
  • 燃料弁を開いてから点火制限時間内に着火しないときは、直ちに燃料弁を閉じ、炉内を換気する。
  • 着火後、燃焼が不安定なときは、燃料の供給を増す。

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は 5 です。

着火後、燃焼が不安定なときは、燃料の供給を止めます。換気を行い、もう一度着火作業を行います。

1. ガス圧力が加わっている継手、コック及び弁は、ガス淵れ検出器の使用又は検出液の塗布によりガス漏れの有無を点検します。

2. 通風装置により、炉内及び煙道を十分な空気量でプレパージします。ガスが残った状態で点火すると爆発する恐れがあります。

3. 点火用火種は、火力の大きなものを使用します。

4. 燃料弁を開いてから点火制限時間内に着火しないときは、直ちに燃料弁を閉じ、炉内を換気します。

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02

正答は「5」です。

設問は、ガスだきボイラーの手動操作による点火について問われています。

以下に、選択肢ごとに説明します。

 1.ガス圧力が加わっている継手、コック及び弁は、漏洩の可能性が高い箇所であるため、あらかじめガス漏れ検出器を使用するか、検出液を塗布することにより、ガス漏れの有無を点検します。

 2.煙道内に未燃ガスが残留している可能性があるため、点火前に通風装置により、炉内及び煙道を十分な空気量でプレパージします。

 3.点火用火種は、失火を防ぐために、火力の大きなものを使用します。

 4.燃料弁を開いてから点火制限時間内に着火しないときは、直ちに燃料弁を閉じ、未燃ガスを排出するために炉内を換気します。

 5.着火後、燃焼が不安定なときは、燃料の供給を停止して、炉内をプレパージし、原因を取り除いた後に再度点火操作を行います。

以上の説明により、選択肢5が誤っていることがわかります。

正答は「5」です。

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03

1.正解です。
ガス圧力が加わっている継手、コック及び弁は、ガス淵れ検出器の使用又は検出液の塗布によりガス漏れの有無を点検します。

2.正解です。
記載の通りです。通風装置により炉内及び煙道を十分な空気量でプレパージします。

3.正解です。
点火用火種は、火力の大きなものを使用します。火力が小さいものは着火しない恐れがあるからです。

4.正解です。
燃料弁を開いてから点火制限時間内に着火しないときは直ちに燃料弁を閉じ、炉内を換気します。点火制限時間を超えると、爆発する危険性を伴います。

5.誤っています。
着火後、燃焼が不安定なときは、燃料の供給を停止します。

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