二級ボイラー技士の過去問
平成28年10月公表
燃料及び燃焼に関する知識 問30

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問題

二級ボイラー技士試験 平成28年10月公表 燃料及び燃焼に関する知識 問30 (訂正依頼・報告はこちら)

ボイラーの人工通風に用いられるファンについて、誤っているものは次のうちどれか。
  • 多翼形ファンは、羽根車の外周近くに、浅く幅長で前向きの羽根を多数設けたものである。
  • 多翼形ファンは、小形で軽量であるが、効率が低いため、大きな動力を必要とする。
  • 後向き形ファンは、羽根車の主板及び側板の間に8~24枚の後向きの羽根を設けたものである。
  • 後向き形ファンは、高温、高圧及び大容量のボイラーに適する。
  • ラジアル形ファンは、小形、軽量で強度が強いが、摩耗、腐食に弱い。

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この過去問の解説 (3件)

01

1.正解です。
多翼形ファンは羽根車の外周近くに、浅く幅長で前向きの羽根を多数設けたものです。風圧は0.15~2kPaになります。

2.正解です。
多翼形ファンは小形で軽量であるが、効率が低いため、大きな動力を必要とします。しかし、その分安価になります。

3.正解です。
後向き形ファンは羽根車の主板及び側板の間に8~24枚の後向きの羽根を設けたものです。

4.正解です。
記載の通り、後向き形ファンは高温、高圧及び大容量のボイラーに適しています。

5.誤っています。
ラジアル形ファンは大型で重量が大きく、また、強度も強く、摩耗、腐食にも強いです。欠点は設備費が高いという点です。

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02

正解は 5 です。

ラジアル形ファンは大きく重量も大きいです。

1. 多翼形ファンは、羽根車の外周近くに、浅く幅長で前向きの羽根を多数設けたものです。

2. 多翼形ファンは、小形で軽量であるが、効率が低いため、大きな動力を必要とします。

3. 後向き形ファンは、羽根車の主板及び側板の間に8〜24枚の後向きの羽根を設けたものです。

4. 後向き形ファンは、高温、高圧及び大容量のボイラーに適します。

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03

正答は「5」です。

設問は、ボイラの人工通風に用いられるファンについて問われています。

以下に、選択肢ごとに説明します。

 1.多翼形ファンは、羽根車の外周近くに、浅く幅長で前向きの羽根を多数設けたものです。

 2.多翼形ファンは、小形で軽量であるが、効率が低いため、大きな動力を必要とします。
   しかし、構造が単純で安価なため、広い用途で使用されています。

 3.後向き形ファン(ターボファン)は、羽根車の主板及び側板の間に8~24枚の後向きの羽根を設けたものです。

 4.後向き形ファンは、吐出圧力の幅が4~250kPaと広く、高温、高圧及び大容量のボイラーに適しています。

 5.ラジアル形ファンは、やや大型で強度が強く、羽根が頑丈で交換も容易なため、摩耗、腐食に強いです。

以上の説明により、選択肢5が誤っていることがわかります。

正答は「5」です。

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