二級ボイラー技士の過去問
平成28年10月公表
関係法令 問34
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問題
二級ボイラー技士試験 平成28年10月公表 関係法令 問34 (訂正依頼・報告はこちら)
ボイラー(小型ボイラーを除く。)の附属品の管理のため行わなければならない事項として、法令上、誤っているものは次のうちどれか。
- 圧力計の目もりには、ボイラーの最高使用圧力を示す位置に、見やすい表示をすること。
- 蒸気ボイラーの常用水位は、ガラス水面計又はこれに接近した位置に、現在水位と比較することができるように表示すること。
- 圧力計は、使用中その機能を害するような振動を受けることがないようにし、かつ、その内部が凍結し、又は80℃以上の温度にならない措置を講ずること。
- 燃焼ガスに触れる給水管、吹出管及び水面測定装置の連絡管は、不燃性材料により保温等の措置を講ずること。
- 温水ボイラーの返り管は、凍結しないように保温その他の措置を講ずること。
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この過去問の解説 (3件)
01
燃焼ガスに触れる給水管、吹出管及び水面測定装置の連絡管は、耐熱材料で防護しなければなりません。
1 圧力計の目もりには、ボイラーの最高使用圧力を示す位置に、見やすい表示をします。
2 蒸気ボイラーの常用水位は、ガラス水面計又はこれに接近した位置に、現在水位と比較することができるように表示します。
3 圧力計は、使用中その機能を害するような振動を受けることがないようにし、かつ、その内部が凍結し、又は80℃以上の温度にならない措置を講じます。
5 温水ボイラーの返り管は、凍結しないように保温その他の措置を講じます。
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02
圧力計の目もりには、ボイラーの最高使用圧力を示す位置に、見やすい表示します。異常がある場合、すぐに対応できるからです。
2.正解です。
記載の通り、蒸気ボイラーの常用水位は、ガラス水面計又はこれに接近した位置に、現在水位と比較することができるように表示します。
3.正解です。
圧力計は使用中その機能を害するような振動を受けることがないようにし、かつ、その内部が凍結し、又は80℃以上の温度にならない措置を講じます。
4.誤っています。
燃焼ガスに触れる給水管、吹出管及び水面測定装置の連絡管は、耐熱材料により保温等の措置を講じます。
5.正解です。
温水ボイラーの返り管は、凍結しないように保温その他の措置を講じます。また、逃がし管にも凍結しないように保温その他の措置を講じます。
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03
設問は、ボイラ(小型ボイラを除く。)の附属品の管理のため行わなければならない事項について問われています。
以下に、選択肢ごとに説明します。
1.ボイラー及び圧力容器安全規則第28条第1項第5項に、「圧力計又は水高計の目もりには、当該ボイラーの最高使用圧力を示す位置に、見やすい表示をすること。」と記載されています。
2.ボイラー及び圧力容器安全規則第28条第1項第6号に、「蒸気ボイラーの常用水位は、ガラス水面計又はこれに接近した位置に、現在水位と比較することができるように表示すること。」と記載されています。
3.ボイラー及び圧力容器安全規則第28条第1項第4号に、「圧力計又は水高計は、使用中その機能を害するような振動を受けることがないようにし、かつ、その内部が凍結し、又は80℃以上の温度にならない措置を講ずること。」と記載されています。
4.ボイラー及び圧力容器安全規則第28条第1項第7号に、「燃焼ガスに触れる給水管、吹出管及び水面測定装置の連絡管は、耐熱材料で防護すること。」と記載されています。
不燃材料では、管が焼損する可能性があります。
5.ボイラー及び圧力容器安全規則第28条第1項第8号に、「温水ボイラーの返り管については、凍結しないように保温その他の措置を講ずること。」と記載されています。
以上の説明により、選択肢4が誤っていることがわかります。
正答は「4」です。
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