二級ボイラー技士の過去問
平成29年4月公表
ボイラーの取扱いに関する知識 問11
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問題
二級ボイラー技士試験 平成29年4月公表 ボイラーの取扱いに関する知識 問11 (訂正依頼・報告はこちら)
ボイラーのばね安全弁及び逃がし弁の調整及び試験について、誤っているものは次のうちどれか。
- 安全弁の調整ボルトを定められた位置に設定した後、ボイラーの圧力をゆっくり上昇させて安全弁を作動させ、吹出し圧力及び吹止まり圧力を確認する。
- ボイラー本体に安全弁が2個ある場合は、1個を最高使用圧力以下で先に作動するように調整し、他の1個を最高使用圧力の3%増以下で作動するように調整することができる。
- エコノマイザの逃がし弁(安全弁)は、ボイラー本体の安全弁より高い圧力に調整する。
- 最高使用圧力の異なるボイラーが連絡している場合、各ボイラーの安全弁は、最高使用圧力の最も低いボイラーを基準に調整する。
- 安全弁の手動試験は、常用圧力の75%以下の圧力で行う。
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この過去問の解説 (3件)
01
安全弁の手動試験は、最高使用圧力の75%以上の圧力まで下げて行います。
1 安全弁の調整ボルトを定められた位置に設定した後、ボイラーの圧力をゆっくり上昇させて安全弁を作動させ、吹出し圧力及び吹止まり圧力を確認します。
2 ボイラー本体に安全弁が2個ある場合は、1個を最高使用圧力以下で先に作動するように調整し、他の1個を最高使用圧力の3%増以下で作動するように調整することができます。
3 エコノマイザの逃がし弁(安全弁)は、ボイラー本体の安全弁より高い圧力に調整します。エコノマイザの逃し弁が先に作動するとエコノマイザの逃し弁から水が吹き出されてしまい、ボイラー本体の給水が足りなくなるためです。
4 最高使用圧力の異なるボイラーが連絡している場合、各ボイラーの安全弁は、最高使用圧力の最も低いボイラーを基準に調整します。
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02
設問は、ボイラのばね安全弁及び逃がし弁の調整及び試験について問われています。
以下に、選択肢ごとに説明します。
1.安全弁の調整ボルトを定められた位置に設定した後、ボイラの圧力をゆっくり上昇させて安全弁を作動させ、吹出し圧力及び吹止まり圧力を確認します。
2.ボイラ本体に安全弁が2個ある場合は、1個を最高使用圧力以下で先に作動するように調整していれば、他の1個を最高使用圧力の3%増以下で作動するように調整することができます。
3.エコノマイザの逃がし弁(安全弁)は、ボイラ本体の安全弁より高い圧力に調整します。
ボイラ本体の安全弁より先に、エコノマイザの安全弁が吹いてしまうと、ボイラ本体への給水ができなくなるからです。
4.最高使用圧力の異なるボイラが連絡している場合、各ボイラーの安全弁は、最高使用圧力の最も低いボイラを基準に調整します。
各ボイラの蒸気圧力は平衡しているため、最高使用圧力が最も低いボイラに合わせます。
5.安全弁の手動試験は、最高使用圧力の75%以上の圧力で行います。
以上の説明により、選択肢5が誤っていることがわかります。
正答は「5」です。
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03
安全弁の調整ボルトを定められた位置に設定した後、ボイラーの圧力をゆっくり上昇させて安全弁を作動させ、吹出し圧力及び吹止まり圧力を確認します。
2.正解です。
記載の通り、ボイラー本体に安全弁が2個ある場合は、1個を最高使用圧力以下で先に作動するように調整し、他の1個を最高使用圧力の3%増以下で作動するように調整することができます。
3.正解です。
エコノマイザの逃がし弁(安全弁)は、ボイラー本体の安全弁より高い圧力に調整します。ただし、エコノマイザの最高使用圧力を超えてはなりません。
4.正解です。
最高使用圧力の異なるボイラーが連絡している場合、各ボイラーの安全弁は、最高使用圧力の最も低いボイラーを基準に調整します。
5.誤っています。
安全弁の手動試験は、最高使用圧力の75%以上の圧力で行います。
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