二級ボイラー技士の過去問
平成29年4月公表
関係法令 問36
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問題
二級ボイラー技士試験 平成29年4月公表 関係法令 問36 (訂正依頼・報告はこちら)
ボイラー(小型ボイラーを除く。)の附属品の管理のため行わなければならない事項として、法令上、誤っているものは次のうちどれか。
- 圧力計の目もりには、ボイラーの最高使用圧力を示す位置に、見やすい表示をすること。
- 蒸気ボイラーの最高水位は、ガラス水面計又はこれに接近した位置に、現在水位と比較することができるように表示すること。
- 水高計は、使用中その機能を害するような振動を受けることがないようにし、かつ、その内部が凍結し、又は80℃以上の温度にならない措置を講ずること。
- 燃焼ガスに触れる給水管、吹出管及び水面測定装置の連絡管は、耐熱材料で防護すること。
- 逃がし管は、凍結しないように保温その他の措置を講ずること。
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この過去問の解説 (3件)
01
蒸気ボイラーの常用水位は、ガラス水面計又はこれに接近した位置に、現在水位と比較することができるように表示します。
1 圧力計の目もりには、ボイラーの最高使用圧力を示す位置に、見やすい表示をします。
3 水高計は、使用中その機能を害するような振動を受けることがないようにし、かつ、その内部が凍結し、又は80℃以上の温度にならない措置を講じます。
4 燃焼ガスに触れる給水管、吹出管及び水面測定装置の連絡管は、耐熱材料で防護します。
5 逃がし管は、凍結しないように保温その他の措置を講じます。
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02
圧力計の目もりには、ボイラーの最高使用圧力を示す位置に、見やすい表示をします。常に確認できるようにしないと、未然に事故が防げません。
2.誤っています。
蒸気ボイラーの常用水位は、ガラス水面計又はこれに接近した位置に、現在水位と比較することができるように表示します。最高水位ではありません。
3.正解です。
記載の通り、水高計は使用中その機能を害するような振動を受けることがないようにし、かつ、その内部が凍結し、又は80℃以上の温度にならない措置を講じます。温度の数値は覚えておきましょう。
4.正解です。
燃焼ガスに触れる給水管、吹出管及び水面測定装置の連絡管は、耐熱材料で防護します。耐熱材料の部分は特に覚えておきましょう。
5.正解です。
逃がし管は凍結しないように保温その他の措置を講じます。
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03
設問は、ボイラ(小型ボイラを除く。)の附属品の管理のため行わなければならない事項について問われています。
附属品の管理については、ボイラー及び圧力容器安全規則(以下、規則といいます)第28条第1項に記載されいます。
以下に、選択肢ごとに説明します。
1.規則第28条第1項第5号に「圧力計又は水高計の目もりには、当該ボイラーの最高使用圧力を示す位置に、見やすい表示をすること。」と記載されています。
2.規則第28条第1項第6号に「蒸気ボイラーの常用水位は、ガラス水面計又はこれに接近した位置に、現在水位と比較することができるように表示すること。」と記載されています。
「最高水位」ではないので、注意してください。
3.規則第28条第1項第4号に「圧力計又は水高計は、使用中その機能を害するような振動を受けることがないようにし、かつ、その内部が凍結し、又は80℃以上の温度にならない措置を講ずること。」と記載されています。
4.規則第28条第1項第7号に「燃焼ガスに触れる給水管、吹出管及び水面測定装置の連絡管は、耐熱材料で防護すること。」と記載されています。
「不燃材料」ではないので注意してください。
5.規則第28条第1項第3号に「逃がし管は、凍結しないように保温その他の措置を講ずること。」と記載されています。
以上の説明により、選択肢2が誤っていることがわかります。
正答は「2」です。
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