二級ボイラー技士の過去問
平成29年10月公表
関係法令 問32
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問題
二級ボイラー技士試験 平成29年10月公表 関係法令 問32 (訂正依頼・報告はこちら)
ボイラーの伝熱面積の算定方法として、法令上、誤っているものは次のうちどれか。
- 水管ボイラーのエコノマイザの面積は、伝熱面積に算入しない。
- 貫流ボイラーの伝熱面積は、燃焼室入口から過熱器入口までの水管の燃焼ガス等に触れる面の面積で算定する。
- 立てボイラー(横管式)の横管の伝熱面積は、横管の外径側で算定する。
- 炉筒煙管ボイラーの煙管の伝熱面積は、煙管の内径側で算定する。
- 電気ボイラーの伝熱面積は、電力設備容量10kWを1㎡とみなして、その最大電力設備容量を換算した面積で算定する。
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この過去問の解説 (3件)
01
以下に解説します。
正解です。
エコノマイザだけでなく、過熱器、空気予熱器も伝熱面積に算入されません。
正解です。
記載の通り、貫流ボイラーの伝熱面積は燃焼室入口から過熱器入口までの水管の燃焼ガス等に触れる面の面積で算定されます。
正解です。
煙管ボイラーは内径側、水管ボイラーは外径側で伝熱面積を計算します。
正解です。
煙管ボイラーは内径側、水管ボイラーは外径側で伝熱面積を計算します。
誤っています。
電気ボイラーの伝熱面積は、電力設備容量60kWを1㎡とみなして、その最大電力設備容量を換算した面積で算定します。
(※令和5年12月の法改正により、この換算に用いる電力設備容量を「20kW」から「60kW」とみなすことに変更されました。)
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02
以下に解説します。
正しいです。
記載の通り、エコノマイザの面積は伝熱面積に算入しません。
正しいです。
貫流ボイラーの伝熱面積は、燃焼室入口から過熱器入口までの水管になります。試験に出題されやすいので、覚えておきましょう。
正しいです。
水管ボイラーは水管の外径側で伝熱面積を算定します。
正しいです。
丸ボイラーは煙管の内径側で伝熱面積を算定します。
誤っています。
電気ボイラーの伝熱面積は電力設備容量60kWを1㎡とみなします。覚えておきましょう。
(※令和5年12月の法改正により、この換算に用いる電力設備容量を「20kW」から「60kW」とみなすことに変更されました。)
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03
設問は、ボイラの伝熱面積の算定方法として問われています。
伝熱面積の算定方法は、ボイラー及び圧力容器安全規則第2条に記載されています。
以下に、選択肢ごとに説明します。
水管ボイラのエコノマイザの面積は、伝熱面積に算入しません。
水管ボイラの伝熱面積は、水管及び管寄せのうち、燃焼ガス等に触れる面積にかかります。
貫流ボイラの伝熱面積は、燃焼室入口から過熱器入口までの水管の燃焼ガス等に触れる面の面積で算定します。
立てボイラ(横管式)の横管の伝熱面積は、横管の外径側で算定します。
水管ボイラ、貫流ボイラ及び電気ボイラ以外のボイラは、燃焼ガス等が触れる本体の面で、その裏側に水または熱媒に触れるものの面積と定義されています。
炉筒煙管ボイラーの煙管の伝熱面積は、煙管の内径側で算定します。
炉筒煙管ボイラの煙管部分は、燃焼ガスに触れる煙管内部(外側は水又は熱媒)の面積が伝熱面積となります。
誤りです。
電気ボイラーの伝熱面積は、電力設備容量60kWを1㎡とみなして、その最大電力設備容量を換算した面積で算定します。
(※令和5年12月の法改正により、この換算に用いる電力設備容量を「20kW」から「60kW」とみなすことに変更されました。)
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