二級ボイラー技士の過去問
平成30年4月公表
ボイラーの構造に関する知識 問8

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問題

二級ボイラー技士試験 平成30年4月公表 ボイラーの構造に関する知識 問8 (訂正依頼・報告はこちら)

ボイラーの鏡板について、誤っているものは次のうちどれか。
  • 鏡板は、胴又はドラムの両端を覆っている部分をいい、煙管ボイラーのように管を取り付ける鏡板は、特に管寄せという。
  • 鏡板は、その形状によって、平鏡板、皿形鏡板、半だ円体形鏡板及び全半球形鏡板に分けられる。
  • 平鏡板は、内部の圧力によって曲げ応力が生じるので、大径のものや圧力の高いものはステーによって補強する。
  • 皿形鏡板は、球面殻、環状殻及び円筒殻から成っている。
  • 皿形鏡板は、同材質、同径及び同厚の場合、全半球形鏡板に比べて強度が弱い。

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この過去問の解説 (3件)

01

1.誤っています。
鏡板は胴又はドラムの両端を覆っている部分をいい、煙管ボイラーのように管を取り付ける鏡板のことを管板といいます。

2.正解です。
鏡板は形状によって、平鏡板、皿形鏡板、半だ円体形鏡板、全半球形鏡板の4つに分けられます。

3.正解です。
記載の通り、平鏡板は内部の圧力によって曲げ応力が生じるので、大径のものや圧力の高いものはステーによって補強します。

4.正解です。
皿形鏡板は、球面殻、環状殻及び円筒殻から構成されています。

5.正解です。
強度の弱い順は下記になります。
平鏡板<皿形鏡板<半だ円体形鏡板<全半球形鏡板

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02

正答は「1」です。

設問は、ボイラの鏡板について問われています。

以下に、選択肢ごとに説明します。

 1.鏡板は、胴又はドラムの両端を覆っている部分をいい、煙管ボイラのように管を取り付ける鏡板は、特に管板といいます。
   管寄せとは、多数の管を1箇所に集合させたり、分配したりする容器のことで、ヘッダーともいいます。

 2.鏡板は、その形状によって、平鏡板、皿形鏡板、半だ円体形鏡板及び全半球形鏡板に分けられます。

 3.平鏡板は、他の形状の鏡板に比べて強度が弱く、内部の圧力によって曲げ応力を生じるので、大径のものや圧力の高いものはステーによって補強します。

 4.皿形鏡板は、球面殻、環状殻及び円筒殻から成っています。

 5.皿形鏡板は、同材質、同径及び同厚の場合、全半球形鏡板に比べて強度が弱いです。
   強度の強い順に、全半球形>半楕円体形鏡板>皿型鏡板>平鏡板となります。

以上の説明により、選択肢1が誤っていることがわかります。

正答は「1」です。

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03

1.誤っています。
煙管ボイラーのように管を取り付ける鏡板は、特に管板といいます。

2.正しいです。
鏡板は平鏡板、皿形鏡板、半だ円体形鏡板及び全半球形鏡板に分けられます。

3.正しいです。
平鏡板は強度が弱いので、両端にステーを設けて補強します。

4.正しいです。
記載の通りになります。覚えておきましょう。

5.正しいです。
強度が強い順は、下記に記載します。
全半球形鏡板>半だ円体形鏡板>皿形鏡板>平鏡板

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