二級ボイラー技士の過去問
平成30年4月公表
ボイラーの取扱いに関する知識 問11
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問題
二級ボイラー技士試験 平成30年4月公表 ボイラーの取扱いに関する知識 問11 (訂正依頼・報告はこちら)
ボイラー水の吹出しについて、誤っているものは次のうちどれか。
- 炉筒煙管ボイラーの吹出しは、最大負荷よりやや低いときに行う。
- 鋳鉄製蒸気ボイラーの吹出しは、燃焼をしばらく停止して、ボイラー水の一部を入れ替えるときに行う。
- 水冷壁の吹出しは、運転中に行ってはならない。
- 1人で2基以上のボイラーの吹出しを同時に行ってはならない。
- 直列に設けられている2個の吹出し弁を閉じるときは、漸開弁を先に閉じ、次に急開弁を閉じる。
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この過去問の解説 (3件)
01
炉筒煙管ボイラーの吹き出しは、蒸気負荷が軽いときに行います。
2 鋳鉄製蒸気ボイラーの吹出しは、燃焼をしばらく停止して、ボイラー水の一部を入れ替えるときに行います。
3 水冷壁の吹出しは、運転中に行ってはなりません。炉壁の損傷につながるためです。
4 1人で2基以上のボイラーの吹出しを同時に行ってはなりません。ボイラー水の異常な低下を防ぐためです。
5 直列に設けられている2個の吹出し弁を閉じるときは、漸開弁を先に閉じ、次に急開弁を閉じます。
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02
設問は、ボイラ水の吹出しについて問われています。
以下に、選択肢ごとに説明します。
誤りです。
炉筒煙管ボイラの吹出しは、蒸気圧力が少しだけ上がったときに行います。
内圧がない状態で吹出しを行っても、ボイラ水がうまく吹き出せないこともあるためです。
最大負荷付近で吹出しを行うと、思いがけなく多量のボイラ水が排出されたり、急激な水位低下を引き起こす可能性があり、危険です。
鋳鉄製蒸気ボイラは材質が脆いため、急激な温度変化を防ぐことを目的としてに、吹出しは燃焼をしばらく停止してから、ボイラ水の一部を入れ替えるときに行います。
水冷壁の吹出しは、運転中に行ってはいけません。
水冷壁は内部にボイラ水があることによって、空だきを防いでいますが、運転中に水冷壁の吹出しを行うと、水冷壁にあるボイラ水が失われ、ボイラの空だきの原因となります。
1人で2基以上のボイラの吹出しを同時に行ってはなりません。
吹出し作業を行っているときは、操作弁の近くで待機し、吹出し作業が終了したら早急に弁の閉止を行う必要があるためです。
また、1人で2基以上のボイラの吹出しを同時に行うと、操作忘れなどに繋がりかねません。
直列に設けられている2個の吹出し弁を閉じるときは、漸開弁を先に閉じ、次に急開弁を閉じます。
開くときは、この逆操作になります。
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03
炉筒煙管ボイラーの吹出しは、負荷が軽いときに行います。
2.正解です。
鋳鉄製蒸気ボイラーの吹出しは、燃焼をしばらく停止して、ボイラー水の一部を入れ替えるときに行います。絶対に停止したときに行いましょう。
3.正解です。
記載の通りです。水冷壁の吹出しは運転中に行ってはなりません。
4.正解です。
1人で2基以上のボイラーの吹出しを同時に行ってはなりません。作業的に危ないからです。
5.正解です。
直列に設けられている2個の吹出し弁を閉じるときは、漸開弁を先に閉じ、次に急開弁を閉じます。
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