二級ボイラー技士の過去問
平成30年4月公表
ボイラーの取扱いに関する知識 問15
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問題
二級ボイラー技士試験 平成30年4月公表 ボイラーの取扱いに関する知識 問15 (訂正依頼・報告はこちら)
ボイラーのスートブローについて、誤っているものは次のうちどれか。
- スートブローの蒸気は、ドレンを含んだものを用いる。
- スートブローは、最大負荷よりやや低いところで行う。
- スートブローは、一箇所に長く吹き付けないようにして行う。
- スートブローの回数は、燃料の種類、負荷の程度、蒸気温度などに応じて決める。
- スートブローを行ったときは、煙道ガスの温度や通風損失を測定して、その効果を確かめる。
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この過去問の解説 (3件)
01
スートブローの蒸気は乾いたものを用います。水分を含んでいるとスートブローを行った部分にすすが付きやすくなります。
2. スートブローは、最大負荷よりやや低いところで行います。ある程度の圧力がないと、蒸気が出づらいです。
3. スートブローは、一箇所に長く吹き付けないようにして行います。一箇所に長く吹き付けると、吹き付けた箇所の損傷につながる恐れがあります。
4. スートブローの回数は、燃料の種類、負荷の程度、蒸気温度などに応じて決めます。
5. スートブローを行ったときは、煙道ガスの温度や通風損失を測定して、その効果を確かめます。
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02
スートブローの蒸気は、ドレンを含んでいないものを用います。ドレンを用いると、腐食の恐れがあります。
2.正解です。
スートブローは最大負荷よりやや低いところで行います。火が消える恐れがあるからです。
3.正解です。
記載の通り、スートブローは一箇所に長く吹き付けないようにして行います。損傷する原因になるからです。
4.正解です。
スートブローの回数は、燃料の種類、負荷の程度、蒸気温度などに応じて決まります。
5.正解です。
記載の通りです。スートブローを行ったときは、煙道ガスの温度や通風損失を測定して、その効果を確かめます。
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03
設問は、ボイラのスートブローについて問われています。
以下に、選択肢ごとに説明します。
1.スートブローの蒸気は、ドレンを含まない乾いた蒸気を用います。
ドレンを含んだ蒸気を用いると、燃焼室内で水蒸気爆発を起こす危険性があります。
2.スートブローは、最大負荷よりやや低いところで行います。
スートブローでは発生蒸気を使用するので、ボイラの負荷を大きくして負荷変動を最小限に留めるためです。
3.スートブローは、一箇所に長く吹き付けないようにして行います。
一箇所に集中して行うと、吹付け箇所が熱歪みによる損傷を起こす恐れがあります。
スートブローの蒸気は、燃焼室温度に比べて低いためです。
4.スートブローの回数は、燃料の種類、負荷の程度、蒸気温度などに応じて決めます。
5.スートブローを行ったときは、煙道ガスの温度や通風損失を測定して、その効果を確かめます。
効果として、伝熱効率が高くなるために煙道ガス温度が低くなり、通風を妨げるものが除かれるために通風損失が低くなります。
以上の説明により、選択肢1が誤っていることがわかります。
正答は「1」です。
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