二級ボイラー技士の過去問
平成30年10月公表
ボイラーの構造に関する知識 問6

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問題

二級ボイラー技士試験 平成30年10月公表 ボイラーの構造に関する知識 問6 (訂正依頼・報告はこちら)

ボイラーの給水系統装置について、誤っているものは次のうちどれか。
  • ボイラーに給水する遠心ポンプは、多数の羽根を有する羽根車をケーシング内で回転させ、遠心作用により水に水圧及び速度エネルギーを与える。
  • 遠心ポンプは、案内羽根を有するディフューザポンプと有しない渦巻ポンプに分類される。
  • 渦流ポンプは、円周流ポンプとも呼ばれているもので、小容量の蒸気ボイラーなどに用いられる。
  • ボイラー又はエコノマイザの入口近くには、給水弁と給水逆止め弁を設ける。
  • 給水内管は、一般に長い鋼管に多数の穴を設けたもので、胴又は蒸気ドラム内の安全低水面よりやや上方に取り付ける。

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この過去問の解説 (3件)

01

1.正解です。
記載の通り、ボイラーに給水する遠心ポンプは多数の羽根を有する羽根車をケーシング内で回転させ、遠心作用により水に水圧及び速度エネルギーを与えます。

2.正解です。
記載の通りです。

3.正解です。
渦流ポンプは小さい駆動動力で高い揚程が得れます。

4.正解です。
貫流ボイラーの場合は、給水弁のみで良いとされています。

5.誤っています。
給水内管は一般に長い鋼管に多数の穴を設けたもので、胴又は蒸気ドラム内の安全低水面よりやや下方に取り付けます。

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02

1 ボイラーに給水する遠心ポンプは、多数の羽根を有する羽根車をケーシング内で回転させ、遠心作用により水に水圧及び速度エネルギーを与えています。

2 遠心ポンプは、案内羽根を有するディフューザポンプと有しない渦巻ポンプに分類されます。

3 渦流ポンプは、円周流ポンプとも呼ばれているもので、小容量の蒸気ボイラーなどに用いられます。

4 ボイラー又はエコノマイザの入口近くには、給水弁と給水逆止め弁を設けます。

5 給水内管は、一般に長い鋼管に多数の穴を設けたもので、胴又は蒸気ドラム内の安全低水面よりやや下方に取り付けます。水面より上部に取り付けてると、蒸気を冷やしてしまうためです。      

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03

正答は「5」です。

設問は、ボイラの給水系統装置について問われています。

以下に、選択肢ごとに説明します。

 1.ボイラに給水する遠心ポンプは、多数の羽根を有する羽根車をケーシング内で回転させて遠心力を与えることにより、水に水圧及び速度エネルギーを与えます。

 2.遠心ポンプは、案内羽根を有するディフューザポンプと有しない渦巻ポンプに分類されます。
   この設問は、形を変えてよく出題されます。

 3.渦流ポンプは、円周流ポンプとも呼ばれているもので、小容量の蒸気ボイラなどに用いられます。

 4.ボイラ又はエコノマイザの入口近くには、給水弁と給水逆止め弁を設けます。

 5.給水内管は、一般に長い鋼管に多数の穴を設けたもので、胴又は蒸気ドラム内の安全低水面よりやや下方に取り付けます。
   安全低水面よりやや下方に設置する理由は、給水内管が露出してしまうことによって、ドラム内の蒸気を冷却してしまうことを防ぐためです。

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