二級ボイラー技士の過去問
平成30年10月公表
ボイラーの構造に関する知識 問7
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問題
二級ボイラー技士試験 平成30年10月公表 ボイラーの構造に関する知識 問7 (訂正依頼・報告はこちら)
貫流ボイラーについて、誤っているものは次のうちどれか。
- 管系だけで構成され、蒸気ドラム及び水ドラムを要しない。
- 給水ポンプによって管系の一端から押し込まれた水が、エコノマイザ、蒸発部、過熱部を順次貫流して、他端から所要の過熱蒸気となって取り出される。
- 給水は、細い管内でほとんど蒸発するので、水処理を行う必要がない。
- 管を自由に配置できるので、全体をコンパクトな構造にすることができる。
- 負荷変動によって大きい圧力変動を生じやすいので、給水量及び燃料量に対して応答の速い自動制御装置を必要とする。
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この過去問の解説 (3件)
01
貫流ボイラーは一連の長い管系で構成されています。
2.正解です。
記載の通り、給水ポンプによって管系の一端から押し込まれた水が、エコノマイザ、蒸発部、過熱部を順次貫流して、他端から所要の過熱蒸気となって取り出されます。
3.誤っています。
給水は細い管内でほとんど蒸発するので、水処理を行う必要があります。
4.正解です。
1.で説明した通り、長い管系のみで構成されているので、コンパクトにしやすい構造になっています。
5.正解です。
負荷変動によって大きい圧力変動を生じやすいので、給水量及び燃料量に対して応答の速い自動制御装置を必要とします。
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02
設問は、貫流ボイラについて問われています。
以下に、選択肢ごとに説明します。
1.貫流ボイラは、管系だけで構成されており、蒸気ドラム及び水ドラムを要しません。
2.給水ポンプによって管系の一端から押し込まれた水が、エコノマイザ、蒸発部、過熱部を順次貫流して、他端から所要の過熱蒸気となって取り出されるようになっています。
3.給水は、細い管内でそのほとんどが蒸発するため、管内にスケールが付着しやすく、高度な水処理を行う必要があります。
4.蒸気ドラムや水ドラムがなく、管を自由に配置できるので、全体をコンパクトな構造にすることができます。
5.負荷変動によって大きい圧力変動を生じやすいので、給水量及び燃料量に対して応答の速い自動制御装置を必要とします。
以上の説明により、選択肢3が誤っていることがわかります。
正答は「3」です。
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03
2 給水ポンプによって管系の一端から押し込まれた水が、エコノマイザ、蒸発部、過熱部を順次貫流して、他端から所要の過熱蒸気となって取り出せます。
3 給水は、細い管内でほとんど蒸発するので、水処理を行う必要があります。
4 管を自由に配置できるので、全体をコンパクトな構造にすることができます。
5 負荷変動によって大きい圧力変動を生じやすいので、給水量及び燃料量に対して応答の速い自動制御装置を必要とします。
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