二級ボイラー技士の過去問 平成30年10月公表 ボイラーの構造に関する知識 問8

1.正解です。
水管ボイラーに比べ、一般に製作及び取扱いが容易です。

2.誤っています。
水管ボイラーに比べ、蒸気使用量の変動による圧力変動が小さいです。

3.正解です。
炉筒煙管ボイラーには、加圧燃焼方式を採用し、燃焼室熱負荷を高くして燃焼効率を高めたものがあります。

4.正解です。
戻り燃焼方式とは、後端を閉じた炉筒を用い、燃焼火炎が炉筒後部で反転して燃焼効率を高める方式です。

5.正解です。
記載の通りです。

正答は「２」です。

設問は、炉筒煙管ボイラについて問われています。

以下に、選択肢ごとに説明します。

　１．水管ボイラに比べて構造が単純なため、一般に製作及び取扱いが容易です。

　２．水管ボイラに比べて保有水量が多いため、蒸気使用量の変動による圧力変動が小さくなります。

　３．加圧燃焼方式を採用し、燃焼室熱負荷を高くして燃焼効率を高めたものがあります。

　４．戻り燃焼方式を採用し、燃焼効率を高めたものがあります。

　５．煙管には、伝熱効果の大きいスパイラル管を使用しているものが多いです。

以上の説明により、選択肢２が誤っていることがわかります。

正答は「２」です。

1 . 水管ボイラーに比べ、一般に製作及び取扱いが容易であります。

2　水管ボイラーに比べ、蒸気使用量の変動による圧力変動が小さいです。

3　加圧燃焼方式を採用し、燃焼室熱負荷を高くして燃焼効率を高めたものがあります。

4　戻り燃焼方式を採用し、燃焼効率を高めたものがあります。

5　煙管には、伝熱効果の大きいスパイラル管を使用しているものが多いです。