二級ボイラー技士の過去問
平成30年10月公表
ボイラーの取扱いに関する知識 問12

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問題

二級ボイラー技士試験 平成30年10月公表 ボイラーの取扱いに関する知識 問12 (訂正依頼・報告はこちら)

ボイラーの燃焼安全装置の燃料油用遮断弁( 直動式電磁弁 )の遮断機構の故障の原因となる事項として、誤っているものは次のうちどれか。
  • 燃料中の異物が弁へかみ込んでいる。
  • 弁棒に曲がりが生じている。
  • 電磁コイルの絶縁性能が低下している。
  • ばねが折損している。
  • バイメタルが損傷している。

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この過去問の解説 (2件)

01

バイメタルは電磁弁には使われていません。温度調節器で用いられ、温度によって膨張率の異なる2種類の薄い金属板を張り合わせたものです。

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02

正答は「5」です。

設問は、ボイラの燃焼安全装置の燃料油用遮断弁( 直動式電磁弁 )の遮断機構の故障の原因となる事項について問われています。

以下に、選択肢ごとに説明します。

 1.燃料中の異物が弁へかみ込んでいると、弁が完全に閉止することができないため、故障の原因となります。

 2.弁棒に曲がりが生じていると、弁が閉まりにくくなるため、故障の原因となります。

 3.電磁コイルの絶縁性能が低下していると、電磁コイルに電気を流すことができなくなるために弁を開放することができず、故障の原因となります。

 4.ばねが折損していると、弁棒を弁体に押さえつけることができなくなるために、弁に隙間ができるため、故障の原因となります。

 5.直動型電磁弁にはバイメタルが採用されておりません。
  バイメタルとは、膨張率の異なり2種類の金属を張り合わせることによって、温度が変化すると一定方向に曲がるもので、温度調整用のスイッチなどに用いられています。

以上の説明により、選択肢5が誤っていることがわかります。

正答は「5」です。

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