二級ボイラー技士の過去問
平成31年4月公表
ボイラーの構造に関する知識 問7
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問題
二級ボイラー技士試験 平成31年4月公表 ボイラーの構造に関する知識 問7 (訂正依頼・報告はこちら)
ボイラーの給水系統装置について、誤っているものは次のうちどれか。
- 渦流ポンプは、円周流ポンプとも呼ばれているもので、小容量の蒸気ボイラーなどに用いられる。
- 渦巻ポンプは、羽根車の周辺に案内羽根のある遠心ポンプで、低圧のボイラーに用いられる。
- インゼクタは、蒸気の噴射力を利用して給水するものである。
- 給水弁と給水逆止め弁をボイラーに取り付ける場合は、ボイラーに近い側に給水弁を取り付ける。
- 給水弁には、アングル弁又は玉形弁が用いられる。
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この過去問の解説 (3件)
01
渦流ポンプは小さい駆動動力で高い揚程が得れます。
2.誤っています。
渦巻ポンプは、羽根車の周辺に案内羽根のない遠心ポンプで、低圧のボイラーに用いられます。
3.正解です。
インゼクタは蒸気の噴射力を利用して給水するものです。
4.正解です。
記載の通りです。
5.正解です。
給水弁には、アングル弁又は玉形弁が用いられます。
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02
正解は「2」です。
ボイラーの給水系統装置に関する問題です。
1.正しいです。
渦流ポンプとは,インペラ(羽根)の高速回転により渦流を起こし,液体を押上げする形式のポンプです。渦の流れから円周流ポンプとも呼ばれていて,小容量の蒸気ボイラーなどに用いられています。
2.誤りです。(誤:案内羽根のある➡正:案内羽根の無い)
渦巻ポンプは案内羽根の無いもので,主に低圧のボイラーに使用されています。
案内羽根のあるポンプはディフューザーポンプと呼ばれ,案内羽根により効率よく給水の圧力を高める事ができるため,高圧ボイラーに使用されています。
3.正しいです。
インゼクタは,蒸気の噴射力を利用して給水を行うものです。圧力の高い蒸気の勢いに巻きこんで給水を行っています。
4.正しいです。
逆止弁故障時にボイラー側の給水弁を閉止する事で,ボイラー内の圧力を維持した状態で,逆止弁の点検および取替えが可能なため,ボイラー側に給水弁を取付けます。
5.正しいです。
閉止が容易なアングル弁または玉形弁が使用されています。玉形弁は流路がS字となり,アングル弁は流路が90°曲がるため,流路抵抗は大きくなるデメリットがあります。
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03
そのほかの選択肢は正しいので覚えておきましょう。
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