二級ボイラー技士の過去問
平成31年4月公表
ボイラーの取扱いに関する知識 問20

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問題

二級ボイラー技士試験 平成31年4月公表 ボイラーの取扱いに関する知識 問20 (訂正依頼・報告はこちら)

ボイラーの休止中の保存法について、誤っているものは次のうちどれか。
  • ボイラーの燃焼側及び煙道は、すすや灰を完全に除去して、防錆(せい)油、防錆剤などを塗布する。
  • 乾燥保存法は、休止期間が3か月程度以内の比較的短期間の場合に採用される。
  • 乾燥保存法では、ボイラー水を全部排出して内外面を清掃した後、ボイラー内に蒸気や水が漏れ込まないように、蒸気管、給水管などは確実に外部との連絡を遮断する。
  • 満水保存法は、凍結のおそれがある場合には採用できない。
  • 満水保存法では、月に1〜2回、保存水の薬剤の濃度などを測定し、所定の値を保つように管理する。

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この過去問の解説 (3件)

01

1.正解です。すすや灰を完全に除去しなければ、腐食を生じます。

2.誤っています。休止期間が3か月程度以内は満水保存法になります。乾燥保存法は休止期間が長期もしくは凍結の恐れがある場合になります。

3.正解です。蒸気管と給水管を閉める理由としては、ボイラー内部に水分を含まないようにするためです。

4.正解です。凍結の恐れがある場合は、乾燥保存法になります。

5.正解です。ボイラー水の水質管理を怠ると、内面腐食を生じる可能性があります。

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02

正答は「2」です。

設問は、ボイラの休止中の保存法について問われています。

以下に、選択肢ごとに説明します。

 1.休止中の劣化を防ぐため、高熱を受けて腐食しやすいボイラの燃焼側及び煙道は、すすや灰を完全に除去して、防錆(せい)油、防錆剤などを塗布します。

 2.満水保存法は、休止期間が3か月程度以内の比較的短期間の場合に採用されます。
   休止期間が長期にわたる場合は、乾燥保存法が採用されます。

 3.乾燥保存法では、ボイラ水を全部排出して内外面を清掃した後、ボイラ内に蒸気や水が漏れ込まないように、蒸気管、給水管などは確実に外部との連絡を遮断します。
   湿気が腐食の原因となるため、乾燥状態を保つように心がけます。

 4.満水保存法は、凍結のおそれがある場合には採用できません。
   水は凍結すると膨張するため、水に満たされている部分すべてが破損する危険性があります。

 5.満水保存法では、月に1〜2回、保存水の薬剤の濃度などを測定し、所定の値を保つように管理します。

以上の説明により、選択肢2が誤っていることがわかります。

正答は「2」です。

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03

1.正しいです。
ボイラーを休止する際は、すすや灰を完全に除去して防錆剤等を塗布します。

2.誤っています。
休止期間が3か月程度以内の比較的短期間の場合に採用されるのは、満水保存法になります。

3.正しいです。
湿気があるだけでもボイラーが腐食する恐れがあるので、正しく乾燥させます。

4.正しいです。
凍結すると、破損の恐れがあります。

5.正しいです。
記載の通りになります。

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