二級ボイラー技士の過去問
令和元年10月公表
ボイラーの取扱いに関する知識 問14

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問題

二級ボイラー技士試験 令和元年10月公表 ボイラーの取扱いに関する知識 問14 (訂正依頼・報告はこちら)

次のうち、ボイラー給水の脱酸素剤として使用される薬剤のみの組合せはどれか。
  • 塩化ナトリウム --------- ヒドラジン
  • りん酸ナトリウム ------ タンニン
  • 亜硫酸ナトリウム ------ 炭酸ナトリウム
  • 亜硫酸ナトリウム ------ ヒドラジン
  • 炭酸ナトリウム --------- りん酸ナトリウム

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は4.です。

ボイラー給水の脱酸素剤として使用される薬剤は、"タンニン"、"ヒドラジン"、"亜硫酸ナトリウム"があります。よって、この内の2つを含む4.が正解になります。
ちなみに、 炭酸ナトリウムとりん酸ナトリウムは軟化剤として使用されます。

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02

正答は「4」です。

設問はボイラに使用される薬剤について問われています。

 ボイラには正常な運転を保つために、ボイラ清缶剤と言われる薬剤が使用されます。
 清缶剤には、以下の目的のために以下の物質が含まれています。
 ・軟化剤〜ボイラ水の硬度(スケール)成分を析出・沈殿させる。
  (例:リン酸ナトリウム、炭酸ナトリウムなど)
 ・pH調節剤〜ボイラ水をアルカリ性にして、酸によるボイラ本体の腐食を防ぐ。
  (例:炭酸ナトリウム、水酸化ナトリウムなど)
 ・脱酸素剤〜ボイラ水に含まれる酸素を除去し、酸素によるボイラ本体の腐食を防ぐ。
  (例:亜硫酸ナトリウム、ヒドラジン、タンニンなど)

 設問の組み合わせで脱酸素剤が選択されているのは、選択肢4になります。

 なお、塩化ナトリウムは、ボイラ給水の軟化装置で、軟化装置内のイオン交換樹脂を再生させるために使用されます。

正答は「4」です。

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03

正解は「4」です。

脱酸素剤に関する問題です。

脱酸素剤は給水中に溶存する酸素を除去するものです。溶存酸素を除去することを「脱気」と呼びます。溶存酸素があると給水配管の腐食に繋がりますので,ボイラーごとに定められた値まで脱気する必要があります。

脱酸素剤には,亜硫酸ナトリウムヒドラジンが使用されています。

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