二級ボイラー技士の過去問
令和2年10月公表
燃料及び燃焼に関する知識 問28
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問題
二級ボイラー技士試験 令和2年10月公表 燃料及び燃焼に関する知識 問28 (訂正依頼・報告はこちら)
ボイラー用ガスバーナについて、誤っているものは次のうちどれか。
- ボイラー用ガスバーナの燃焼方式には、拡散燃焼方式と予混合燃焼方式とがある。
- 予混合燃焼方式のガスバーナは、安定した火炎を作りやすく、逆火の危険性が低いため、大容量のボイラーに用いられる。
- センタータイプガスバーナは、空気流の中心にガスノズルを有し、先端からガスを放射状に噴射する。
- リングタイプガスバーナは、リング状の管の内側に多数のガス噴射孔を有し、ガスを空気流の外側から内側に向けて噴射する。
- マルチスパッドガスバーナは、空気流中に数本のガスノズルを有し、ガスノズルを分割することによりガスと空気の混合を促進する。
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この過去問の解説 (3件)
01
設問は、ボイラ用ガスバーナについて問われています。
以下に、選択肢ごとに説明します。
1.ボイラ用ガスバーナの燃焼方式には、拡散燃焼方式と予混合燃焼方式とがあります。
2.予混合燃焼方式のガスバーナは、安定した火炎を作りやすいが、逆火の危険性があります。
用途としては、パイロットバーナに用いられます。
3.センタータイプガスバーナは、空気流の中心にガスノズルを有し、先端からガスを放射状に噴射する方式のバーナです。
4.リングタイプガスバーナは、リング状の管の内側に多数のガス噴射孔を有し、ガスを空気流の外側から内側に向けて噴射する方式のバーナです。
5.マルチスパッドガスバーナは、空気流中に数本のガスノズルを有し、ガスノズルを分割することによりガスと空気の混合を促進します。
以上の説明により、選択肢2が誤っていることがわかります。
正答は「2」です。
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02
正解は「2」です。
ガスバーナーに関する問題です。
1.正しいです。
拡散燃焼方式とは,燃料と空気を別に送ることで拡散・混合しながら燃焼が行われる方式で,ほとんどのボイラー用ガスバーナで使用されています。
予混合燃焼方式とは,あらかじめ空気と気体燃料を混合して燃焼させる方式です。
2.誤りです。(誤:逆火の危険性が低い➡正:逆火の危険性が高い)
逆火とは,ガス火炎が火口からガスの供給側へ戻る現象の事です。
予混合燃焼方式では,あらかじめ空気と気体燃料を混合して燃焼させる方式のため,ガス供給側にも空気があり,逆火の危険性があります。
3.正しいです。
センタータイプガスバーナは,空気流の中心にガスノズルがあり,先端からガスを放射状に噴射する構造になっています。
4.正しいです。
リングタイプガスバーナは,リング状の管の内側に多数のガス噴射孔を有し,空気流の外側からガスを内側に向かって噴射する構造になっています。
5.正しいです。
マルチスパッドガスバーナは,ガスノズルを分割して取り付け,混合の促進を図る構造になっています。
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03
正解は2です。
1. 正しい。ボイラー用ガスバーナの燃焼方式には、拡散燃焼方式と予混合燃焼方式とがあります。
拡散燃焼方式では燃料と空気を別々に供給し、予混合燃焼方式では燃料中に空気の一部を混合した状態で供給します。
2. 誤り。予混合燃焼方式は燃料と空気をあらかじめ混合して燃焼帯に供給する方式であるため、逆火の危険性があります。
3. 正しい。センタータイプガスバーナは、空気流の中心にガスノズルを有し、先端からガスを放射状に噴射します。
4. 正しい。リングタイプガスバーナは、リング状の管の内側に多数のガス噴射孔を有し、ガスを空気流の外側から内側に向けて噴射します。
5. 正しい。マルチスパッドガスバーナは、空気流中に数本のガスノズルを有し、ガスノズルを分割することによりガスと空気の混合を促進します。
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