二級ボイラー技士の過去問
令和2年10月公表
燃料及び燃焼に関する知識 問29

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問題

二級ボイラー技士試験 令和2年10月公表 燃料及び燃焼に関する知識 問29 (訂正依頼・報告はこちら)

ボイラーの人工通風に用いられるファンについて、誤っているものは次のうちどれか。
  • 多翼形ファンは、羽根車の外周近くに、短く幅長で前向きの羽根を多数設けたものである。
  • 多翼形ファンは、小形・軽量で、かつ、効率が高い。
  • 後向き形ファンは、高温・高圧及び大容量のボイラーに適する。
  • ラジアル形ファンは、中央の回転軸から放射状に6~12枚の羽根を設けたものである。
  • ラジアル形ファンは、形状が簡単で羽根の取替えが容易である。

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この過去問の解説 (3件)

01

正答は「2」です。

設問は、ボイラの人工通風に用いられるファンについて問われています。

以下に、選択肢ごとに説明します。

 1.多翼形ファン(シロッコファン)は、羽根車の外周近くに、短く幅長で前向きの羽根を多数設けたものです。
   構造が単純なため安価です。

 2.多翼形ファン(シロッコファン)は、小形・軽量ですが、効率が低く、大きい動力を必要とします。
   また、高圧ファンや高速回転には向きません。

 3.後向き形ファンは、高温・高圧及び大容量のボイラに適します。

 4.ラジアル形ファンは、中央の回転軸から放射状に6~12枚の羽根を設けたものです。

 5.ラジアル形ファンは、形状が簡単で羽根の取替えが容易です。
   また、摩耗や腐食にも強いです。

以上の説明により、選択肢2が誤っていることがわかります。

正答は「2」です。

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02

人工通風に関する問題です。

選択肢1. 多翼形ファンは、羽根車の外周近くに、短く幅長で前向きの羽根を多数設けたものである。

正しいです。

多翼形ファンは,羽根車の外周近くに,短く幅長で前向きの羽根を多数設けたものです。

選択肢2. 多翼形ファンは、小形・軽量で、かつ、効率が高い。

誤りです。(誤:効率が高い➡正:効率が低い)

多翼形ファンは,小形・軽量で,効率は低いです。

選択肢3. 後向き形ファンは、高温・高圧及び大容量のボイラーに適する。

正しいです。

後向き形ファンは,高温・高圧及び大容量のボイラーに多く使用されています。

選択肢4. ラジアル形ファンは、中央の回転軸から放射状に6~12枚の羽根を設けたものである。

正しいです。

ラジアル形ファンは,中央の回転軸から放射状に6~12枚の羽根を設けたものです。

選択肢5. ラジアル形ファンは、形状が簡単で羽根の取替えが容易である。

正しいです。

ラジアル形ファンは,形状が簡単で羽根の取替えが容易です。

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03

正解は2です。

1. 正しい。多翼形ファン(シロッコファン)は、羽根車の外周近くに、短く幅長で前向きの羽根を多数設けたものです。

2. 誤り。多翼形ファン(シロッコファン)は小型、軽量である一方、効率が低いため、高温・高圧及び大容量のボイラーには不適です。

3. 正しい。後向き形ファンは、高温・高圧及び大容量のボイラーに適しています。

4. 正しい。ラジアル形ファンは、中央の回転軸から放射状に6~12枚の羽根を設けたものです。

5. 正しい。ラジアル形ファンは、形状が簡単で羽根の取替えが容易です。粉塵やダストの多い環境に適しています。

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