二級ボイラー技士の過去問
令和2年10月公表
関係法令 問33

正答は「２」です。

設問は、ボイラー検査証の交付及び更新について問われています。

以下に説明します。

　ボイラー検査証については、ボイラー及び圧力容器安全規則第１５条に「所轄労働基準監督署長は、落成検査に合格したボイラー又は所轄労働基準監督署長が落成検査の必要がないと認めたボイラーについて、ボイラー検査証を交付する。」と記載されています。

　また、ボイラー検査証の更新については、「ボイラー検査証の有効期間の更新を受けようとする者は、性能検査を受けなければならない。」と記載されています。

以上の説明により、Ａ欄には「落成検査」、Ｂ欄には「性能検査」が入るため、選択肢２が適切であることがわかります。

正答は「２」です。

正解は、2　です。

新規のボイラーは、実際に使用されるまでに製造から設置まで、様々な検査を経て使用されます。

又、継続使用する場合においても、様々な検査を経て継続使用が認められます。

検査証の交付に関しては、二通りの場合に交付されます。

一つは、新規に製造されたボイラーを使用する場合です。この場合は、標記の通り『落成検査』を経て交付されます。

もう一つは、使用していたボイラーを検査証の有効期限（通常は１年）を超えて使用する場合です。この場合は、『性能検査』を経て交付されます 。

まずは、様々な工程で検査がありますので、

１．メーカーの製造まで

２．使用場所での設置（据付け）まで

３．ユーザーの継続使用

４．廃止や休止まで

の流れを把握して、グループごとに分けて覚えましょう。

正解は「2」です。

ボイラー検査証に関する問題です。

ボイラー及び圧力容器安全規則　第十五条　ボイラー検査証

所轄労働基準監督署長は，落成検査に合格したボイラー又は前条第一項ただし書のボイラーについて，ボイラー検査証を交付する。

ボイラー及び圧力容器安全規則　第三十八条　性能検査等

ボイラー検査証の有効期間の更新を受けようとする者は，当該検査証に係るボイラー及び第十四条第一項各号に掲げる事項について、法第四十一条第二項の性能検査を受けなければならない。

よって，

「所轄労働基準監督署長は、（A．落成検査）に合格したボイラー又は当該検査の必要がないと認めたボイラーについて、ボイラー検査証を交付する。ボイラー検査証の有効期間の更新を受けようとする者は、（B．性能検査）を受けなければならない。」

となり，正解は「2」になります。