二級ボイラー技士の過去問
令和4年4月公表
ボイラーの取扱いに関する知識 問17
このページは閲覧用ページです。
履歴を残すには、 「新しく出題する(ここをクリック)」 をご利用ください。
問題
二級ボイラー技士試験 令和4年4月公表 ボイラーの取扱いに関する知識 問17 (訂正依頼・報告はこちら)
ボイラーの内面清掃の目的として、適切でないものは次のうちどれか。
- すすの付着による効率の低下を防止する。
- スケールやスラッジによる過熱の原因を取り除き、腐食や損傷を防止する。
- スケールやスラッジによるボイラー効率の低下を防止する。
- 穴や管の閉塞による安全装置、自動制御装置などの機能障害を防止する。
- ボイラー水の循環障害を防止する。
正解!素晴らしいです
残念...
この過去問の解説 (3件)
01
【同一テーマでの出題回数】★★(H27/4~R3/10)
【正解】1番です。
1.不適切です。
☛内面清掃の目的は、「スケールの付着、腐食の状態などから水管理の良否を判断する。」ものです。
☛「すすの付着による効率の低下を防止」を目的とするのは「スートブロー」で、「内面清掃」の目的ではありません。
2.適切です。
☛スケールとは、「ボイラ水中の不純物がドラム、管内壁などに析出し、固着したもの(JIS B0126)」をいいます。
☛スラッジとは、「ボイラ水中の不純物がドラム、管寄せなどの底面に沈殿したもの(同)」をいいます。
3.適切です。
☛スケールの固着やスラジの沈殿は、ボイラー水の循環や熱交換の効率を招く要因となりえます。
4.適切です。
☛スケールの固着やスラジの沈殿は、安全装置や自動制御装置で使用されている各種付属装置の穴や管に詰まり機能障害を起こす可能性が高くなります。
5.適切です。
☛スケールの固着やスラジの沈殿は、ボイラー水の循環にも影響を与えます。
参考になった数49
この解説の修正を提案する
02
ボイラーのメンテナンスにおける内部清掃に関する問題です。
誤りです。
すすの付着による効率の低下防止は内面清掃ではなく、スートブローにて行います。
正しいです。
内面清掃によってスケールやスラッジによる過熱の原因を取り除き、腐食や損傷を防止することが大切です。
正しいです。
スケールやスラッジはボイラー効率の低下を招く為、内面清掃によってそれを防止します。
正しいです。
穴や管の閉塞などを点検し、安全装置や自動制御装置などのトラブルを防止します。
正しいです。
ボイラー水の循環障害を防止することができます。
内部清掃はボイラー効率の向上・維持だけでなく、高寿命化へも大きく繋がる項目です。
しっかり把握しておきましょう。
参考になった数9
この解説の修正を提案する
03
この問題では、ボイラーの内面清掃の目的に関する知識が問われています。ボイラーの内面清掃は、スケールやスラッジの除去、腐食や損傷の防止、ボイラー効率の向上、安全装置や自動制御装置の機能維持、および水循環障害の防止を目的とします。それでは、各選択肢の解説を行いましょう。
この記述は誤りです。すすの付着による効率の低下を防止するのはスートブローの目的であり、内面清掃の目的ではありません。内面清掃は、スケールやスラッジなどの堆積物を除去することを目的としています。
この記述は正しいです。スケールやスラッジはボイラー内の熱伝達を妨げ、過熱や腐食を引き起こす可能性があります。内面清掃によりこれらを除去することで、腐食や損傷のリスクを減らすことができます。
この記述は正しいです。スケールやスラッジの蓄積はボイラーの熱伝達効率を低下させるため、これらを除去することでボイラー効率を維持または向上させることができます。
この記述は正しいです。ボイラー内の穴や管が堆積物によって閉塞されると、安全装置や自動制御装置の機能に障害が生じる可能性があります。内面清掃によりこれらの問題を防ぐことができます。
この記述は正しいです。ボイラー内の堆積物は水の循環を妨げる可能性があります。内面清掃により水循環の障害を防ぐことができます。
ボイラーの内面清掃の目的を正しく理解することが、この問題の正答を見つける鍵です。内面清掃は、ボイラーの効率と安全性を維持するために不可欠な作業です。すすの除去はスートブローの目的であり、内面清掃の目的ではありません。
参考になった数5
この解説の修正を提案する
前の問題(問16)へ
令和4年4月公表問題一覧
次の問題(問18)へ