二級ボイラー技士の過去問
令和6年4月公表
燃料及び燃焼に関する知識 問9
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問題
二級ボイラー技士試験 令和6年4月公表 燃料及び燃焼に関する知識 問9 (訂正依頼・報告はこちら)
油だきボイラーの燃焼室が具備すべき要件に関する、AからDまでの記述で、 適切なもののみを全て挙げた組合せは、次のうちどれか。
A 燃焼室の耐火材は、長期間使用しても焼損、スラグの溶着などの障害を起こしにくいこと。
B 炉壁は、空気や燃焼ガスの漏入又は漏出がなく、放射熱損失が少ない構造であること。
C バーナの火炎が伝熱面や炉壁を直射し、伝熱効果を高める構造であること。
D 燃焼室は、燃焼ガスの炉内滞留時間が燃焼完結時間より短くなる大きさであること。
A 燃焼室の耐火材は、長期間使用しても焼損、スラグの溶着などの障害を起こしにくいこと。
B 炉壁は、空気や燃焼ガスの漏入又は漏出がなく、放射熱損失が少ない構造であること。
C バーナの火炎が伝熱面や炉壁を直射し、伝熱効果を高める構造であること。
D 燃焼室は、燃焼ガスの炉内滞留時間が燃焼完結時間より短くなる大きさであること。
- A,B
- A,B,D
- A,C
- B,C,D
- C,D
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この過去問の解説 (1件)
01
油だきボイラーの燃焼室について、適切なものを選択する問題ですが、良く文章を読むと明らかにおかしい文面もあるので、最初に一通り問題文をしっかり読んでから解いていきましょう。
Aの「燃焼室の耐火材は、長期間使用しても焼損、スラグの溶着などの障害を起こしにくいこと。」とBの「炉壁は、空気や燃焼ガスの漏入又は漏出がなく、放射熱損失が少ない構造であること。」は正しい記述となっています。
AとBの記述は適切ですが、Dの「燃焼室は、燃焼ガスの炉内滞留時間が燃焼完結時間より短くなる大きさであること。」は正しくは「燃焼完結時間より長くなる大きさであること。」となるので誤りです。
Aの記述は正しいですが、Cの「バーナの火炎が伝熱面や炉壁を直射し、伝熱効果を高める構造であること。」はそもそもバーナの火炎が伝熱面や炉壁を直射してはいけません。
したがって誤りです。
Bの記述は正しいですが、、Cの「バーナの火炎が伝熱面や炉壁を直射し、伝熱効果を高める構造であること。」はそもそもバーナの火炎が伝熱面や炉壁を直射してはいけません。
また、Dの「燃焼室は、燃焼ガスの炉内滞留時間が燃焼完結時間より短くなる大きさであること。」は正しくは「燃焼完結時間より長くなる大きさであること。」となるので誤りです。
Cの「バーナの火炎が伝熱面や炉壁を直射し、伝熱効果を高める構造であること。」はそもそもバーナの火炎が伝熱面や炉壁を直射してはいけません。
また、Dの「燃焼室は、燃焼ガスの炉内滞留時間が燃焼完結時間より短くなる大きさであること。」は正しくは「燃焼完結時間より長くなる大きさであること。」となるので誤りです。
この問題では、バーナの火炎が伝熱面や炉壁を直射してはいけない点と燃焼室の大きさが炉内滞留時間が燃焼完結時間より長くなる大きさにする点をしっかり押さえておきましょう。
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