賃貸不動産経営管理士の過去問
令和2年度(2020年)
問45
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問題
賃貸不動産経営管理士試験 令和2年度(2020年) 問45 (訂正依頼・報告はこちら)
プロパティマネジメント業務に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
- プロパティマネジメントが実際の賃貸管理・運営を行うことであるのに対して、アセットマネジメントは、資金運用の計画・実施を行うことである。
- ①報告業務、②調査・提案業務、③所有者の変更に伴う業務は、投資家のために重要性が高い。
- プロパティマネジメントにおいては、現存する建物の価値を維持すればよく、長期的な観点から建物の価値を高める改修を行う提案は必要とされていない。
- 可能な限り既存の借主が退出しないように引き留め、維持しておくことは、プロパティマネジメント会社の責務となる。
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この過去問の解説 (3件)
01
肢1 適切
プロパティマネジメントは実際の賃貸管理・運営、アセットマネジメントは資金運用の計画・実施を行うことを指します。
肢2 適切
プロパティマネジメントの中で、特に投資家のために重要度が高い業務は、報告業務、調査・提案業務、所有者の変更に伴う業務とされています。
肢3 不適切
プロパティマネジメントにおいては、現存する建物の価値を維持するだけでなく、長期的な観点から建物の価値を高める改修を行う(コンストラクションマネジメント)積極的な提案も重要です。
肢4 適切
空室リスクを下げ、既存の借主が退出しないように引き留めておくことは、賃貸不動産の収益性を上げることにつながるため、プロパティマネジメント会社の重要な責務です。
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02
<正解> 3
<解説>
1.【適切】
記載の通りです。プロパティマネジメントが実際の賃貸管理・運営を行うことであるのに対して、アセットマネジメントは、資金運用の計画・実施を行うことです。
2.【適切】
記載の通りです。①報告業務、②調査・提案業務、③所有者の変更に伴う業務は、投資家のために重要性が高いです。
3.【不適切】
プロパティマネジメントにおいては、現存する建物の価値を維持及び長期的な観点から建物の価値を高める改修を行う提案が必要となります。
よって「現存する建物の価値を維持すればよく、長期的な観点から建物の価値を高める改修を行う提案は必要とされていない。」とする本肢は不適切です。
4.【適切】
記載の通りです。可能な限り既存の借主が退出しないように引き留め、維持しておくことは、プロパティマネジメント会社の責務となります。
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03
最も不適切なものは『プロパティマネジメントにおいては、現存する建物の価値を維持すればよく、長期的な観点から建物の価値を高める改修を行う提案は必要とされていない。』です。
適切。
プロパティマネジメントが実際の賃貸管理・運営を行うことであるのに対して、アセットマネジメントは、資金運用の計画・実施を行うことです。
適切。
プロパティマネジメント業務において、①報告業務、②調査・提案業務、③所有者の変更に伴う業務は、投資家のために重要性が高いです。
不適切。
プロパティマネジメントにおいては、現存する建物の価値を維持するだけではなく、長期的な観点から建物の価値を高める改修を行う提案も必要とされています。
適切。
可能な限り既存の借主が退出しないように引き留め、維持しておくこと(テナントリテンション)は、プロパティマネジメント会社の責務となります。
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