賃貸不動産経営管理士の過去問
令和4年度(2022年)
問19
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問題
賃貸不動産経営管理士試験 令和4年度(2022年) 問19 (訂正依頼・報告はこちら)
電気・ガス設備に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
- 高圧受電は、高圧受変電室を設置して、標準電圧6,000ボルトで受電し、大規模な建物などの照明コンセントや給排水ポンプ、空調機器などの動力設備で使用する電気を供給する方式である。
- 単相2線式は、電圧線と中性線の2本の線を利用する方式であり、200ボルトの電力が必要となる家電製品等を使用することができる。
- プロパンガスのガス警報器は、床面の上方30cm以内の壁などに設置して、ガス漏れを検知して確実に鳴動する必要がある。
- 近年、ガス設備の配管材料として、屋外埋設管にポリエチレン管やポリエチレン被覆鋼管、屋内配管に塩化ビニル被覆鋼管が多く使われている。
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この過去問の解説 (3件)
01
まず問題文を見た時にどの分野の問題なのかを押さえておきましょう。
建物・設備における電気・ガス設備についてですね。
「適切」:高圧受電は高圧受変電室を設置して、6,000Vで受電し、動力設備で使用する供給方式です。
「不適切」:単相2線式は、電圧線と中性線の2本の線を利用する方式であり、100Vまでです。単相3線式は200Vまで使えます。
「適切」:プロパンは空気より重いので床上30cmで検知します。
「適切」:ガス設備の配管材料として、屋外埋設管にポリエチレン管やポリエチレン被覆鋼管、屋内配管に塩化ビニル被覆鋼管が多く使われています。
建物・設備の場合は単純に知っているかどうかが問題になります。範囲が広い分、深い論点になりづらいです。少なくとも過去問で出された論点については繰り返し見直して、確実に解けるようにしておきましょう。
出題形式は代表的な3パターンの「正誤問題」「組み合わせ問題」「個数問題」の中では比較的難易度の易しい「正誤問題」です。
問題を解く際に「不適切なもの」のあたりに✕印をつけておき、選択肢に左側に◯✕を合わせて書いておくと、転記ミス等を減らせます。
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02
電気・ガス設備に関する問題です。
〇適切。
受電方式は供給電圧によって3種類に分かれ、①100V/200Vの低圧受電、②6000Vの高圧受電、③20,000V以上の特別高圧受電になります。
②高圧受電は、高圧受変電室を設置して、大規模な建物などの電気を供給する方式です。
×最も不適切。
住戸で使用する電圧方式の単相2線式は電圧線と中性線の2本を利用する方式で、使用できるのは100Vのみとなります。
200Vの電力が必要な時は、単相3線式で、3本の電線のうち真ん中の中性線と以外の上と下の電圧線を利用すれば200Vが使用できます。
〇適切。
プロパンガスのガス警報器は、ガスが空気よりも重たいため床面から30cm以内、ガスを使用する設備(ガスコンロ等)から水平方向4m以内に設置し、動作確認も必要です。
〇適切。
ガス設備の配管材料として、これまで銅管を一般的に使用していましたが、屋外では対候性に強いポリエチレン管やポリエチレン被覆鋼管、屋内では耐久性や施工性も良い塩化ビニル被覆鋼管が多く使用されるようになってきています。
住宅に関係する設備を知っておくことは、管理する上で重要になってきます。こういった問題で電気・ガス・水道のライフラインに関する知識を深めておきましょう。
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03
「電気・ガス設備」に関する問題です。
〇(適切)
「高圧受電」は、高圧受変電室を設置して、標準電圧6,000ボルトで受電し、大規模な建物などの照明コンセントや給排水ポンプ、空調機器などの動力設備で使用する電気を供給する方式なのです。
✕(不適切)
「単相2線式」は、電圧線と中性線の2本の線を利用する方式です。100ボルトしか使用できないのが特徴です。
〇(適切)
プロパンガスは空気より重いため、プロパンガスのガス警報器は、床面の上方30㎝以内の壁などに設置して、ガス漏れを検知して確実に鳴動する必要があるのです。
〇(適切)
近年、ガス設置の配管材料として、屋外埋没菅にポリエチレン管やポリエチレン被覆鋼管、屋内配管に塩化ビル被覆鋼菅が多く使われているのです。
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