第三種電気主任技術者の過去問
令和2年度(2020年)
法規 問71
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問題
第三種 電気主任技術者試験 令和2年度(2020年) 法規 問71 (訂正依頼・報告はこちら)
次の文章は、「電気設備技術基準」及び「電気設備技術基準の解釈」に基づく引込線に関する記述である。
a)引込線とは、( ア )及び需要場所の造営物の側面等に施設する電線であって、当該需要場所の( イ )に至るもの。
b)( ア )とは、架空電線路の支持物から( ウ )を経ずに需要場所の( エ )に至る架空電線
c)( オ )とは、引込線のうちー需要場所の引込線から分岐して、支持物を経ないで他の需要場所の( イ )に至る部分の電線
上記の記述中の空白箇所(ア)~(オ)に当てはまる組合せとして、正しいものを次の選択肢の中から一つ選べ。
a)引込線とは、( ア )及び需要場所の造営物の側面等に施設する電線であって、当該需要場所の( イ )に至るもの。
b)( ア )とは、架空電線路の支持物から( ウ )を経ずに需要場所の( エ )に至る架空電線
c)( オ )とは、引込線のうちー需要場所の引込線から分岐して、支持物を経ないで他の需要場所の( イ )に至る部分の電線
上記の記述中の空白箇所(ア)~(オ)に当てはまる組合せとして、正しいものを次の選択肢の中から一つ選べ。
- ア:架空引込線 イ:引込口 ウ:他の需要場所 エ:取付け点 オ:連接引込線
- ア:連接引込線 イ:引込口 ウ:他の需要場所 エ:取付け点 オ:架空引込線
- ア:架空引込線 イ:引込ロ ウ:他の支持物 エ:取付け点 オ:連接引込線
- ア:連接引込線 イ:取付け点 ウ:他の需要場所 エ:引込ロ オ:架空引込線
- ア:架空引込線 イ:取付け点 ウ:他の支持物 エ:引込ロ オ:連接引込線
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この過去問の解説 (2件)
01
正解:【3】
a)と b)は「電気設備技術基準の解釈」から引用されている内容となります。
「電気設備技術基準の解釈」の第1条に各用語の定義があります(p. 3)。
引込線については、第1条の十で、次のように定義されています。
ーーーーーー
十 引込線 架空引込線及び需要場所の造営物の側面等に施設する電線であって、当該需要場所の引込口に至るもの
ーーーーーー
上記より、(ア)は「架空引込線」、(イ)は「引込口」となります。
b)は架空引込線の定義になります。第1条の九で、次のように定義されています。
ーーーーーー
九 架空引込線 架空電線路の支持物から他の支持物を経ずに需要場所の取付け点に至る架空電線
ーーーーーー
上記より、(ウ)は「他の支持物」、(エ)は「取付け点」となります。
c)は「電気設備に関する技術基準を定める省令」(平成9年 省令第52号)の第1条の定義からの引用です。
ーーーーーー
十六 連接引込線とは、一需要場所の引込線(架空電線路の支持物から他の支持物を経ないで需要場所の取付け点に至る架空電線(架空電線路の電線をいう。以下同じ。)及び需要場所の造営物(土地に定着する工作物のうち、屋根及び柱又は壁を有する工作物をいう。以下同じ。)の側面等に施設する電線であって、当該需要場所の引込口に至るものをいう。)から分岐して、支持物を経ないで他の需要場所の引込口に至る部分の電線をいう。
ーーーーーー
上記より、(オ)は「連接引込線」となります。
※ 引込線及び架空引込線は同じ 十六 に定義されていますが、「電気設備技術基準の解釈」の方は分けた形で定義しているため、覚えやすい形になります。
上記の関係性をダイアグラムにしますと、次のようになります。
(支持物)===■ーーー●(一需要場所)
|__●(他の需要場所)
===:架空引込線
ーーー:引込線
__:架空引込線
■:取付け点
●:引込口
以上により、選択肢の【3】が正解となります。
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02
引込線に関する穴埋め問題です。
引込線とは、架空引込線、需要場所の造営物の側面に施設するもの、または引込口に至るまでに施設するものを言います。
架空引込線は、架空電線路の支持物から他の支持線を経ずに受容場所の取付け点に至るものを言います。
連接引込線は、引込線のうち一需要場所の引込線から分岐し、支持物を経ずに他の受容場所の引込口に至るものを言います。
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