1級電気工事施工管理技士の過去問
令和元年度(2019年)
午後 ハ 問88

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問題

1級 電気工事施工管理技術検定試験 令和元年度(2019年) 午後 ハ 問88 (訂正依頼・報告はこちら)

自動火災報知設備の感知器の種別のうち、取付け面の高さが8m以上15 m未満に設けるものとして、「消防法」上、定められていないものはどれか。
  • 差動式分布型感知器
  • イオン化式スポット型1種感知器
  • 光電式スポット型1種感知器
  • 差動式スポット型感知器

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この過去問の解説 (3件)

01

正解は【4】です。

差動式スポット型感知器は、熱感知器であり、
取付高さは8m未満にしか取付けられませんので、間違いです。

【2】【3】のイオン化式、光電式スポット感知器は
煙感知器であり、1種・2種の取付高さは15m未満まで可能です。

【1】差動式分布型感知器は広く張りめぐらす特殊な感知器で
取付高さは15m未満まで可能です。

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02

「消防法」上、自動火災報知設備の感知器の種別ごとの、取付け面の高さに関する問題です。

火災報知器検知器の感知面積は、取付け面の高さに応じて変化しています。感知器は耐火構造と、その他に分けられますが、耐火構造についての、高さと感知面積を表で紹介します。

――――――――――――――――――――――――――――――――――――

          感知器取り付け高さ(m)と感知面積(m2)

取付け面高さ   4m未満  4~8 m未満  8~15 m未満

―――――――――――――――――――――――――――――

感知器種類    耐火構造  耐火構造   耐火構造

―――――――――――――――――――――――――――――

差動式分布型    65     65      65

 検知器1種

イオン化式スポット   150    75      75

 型1種感知器

光電式スポット     150    75      75

 型1種感知器

差動式スポット     90     45      -

 型感知器1種

―――――――――――――――――――――――――――――

表から、差動式スポット型感知器は、8~15 m未満では、感知面積が定められていません

選択肢1. 差動式分布型感知器

定められています。

選択肢2. イオン化式スポット型1種感知器

定められています。

選択肢3. 光電式スポット型1種感知器

定められています。

選択肢4. 差動式スポット型感知器

×

定められていません

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03

自動火災報知設備の感知器に関する問題です。

 

選択肢1. 差動式分布型感知器

〇 正しいです。

 

差動式分布型感知器は、大空間を警戒するのに適した感知器で、

取付け面の高さが8m以上15 m未満に設けるものとして、

「消防法」上、定められています。

選択肢2. イオン化式スポット型1種感知器

〇 正しいです。

 

イオン化式スポット型1種感知器は、煙感知器の1種で、

取付け面の高さが8m以上15 m未満に設けるものとして、

「消防法」上、定められています。

選択肢3. 光電式スポット型1種感知器

〇 正しいです。

 

光電式スポット型1種感知器は、煙感知器の1種で、

取付け面の高さが8m以上15 m未満に設けるものとして、

「消防法」上、定められています。

選択肢4. 差動式スポット型感知器

✕ 誤りです。

 

差動式差動式スポット型感知器は、

周辺の急激な温度変化に反応する感知器であり、

高い天井などには適していません。

取付け面の高さが8m以上15 m未満に設けるものとして、

「消防法」上、定められていません。

まとめ

取付け面の高さが8m以上15 m未満に設けるものとして、

「消防法」上、定められていても、

8m以下で使用できないというわけではありません。

取り付け高さが変化すると、感知面積が変化します。

 

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