1級電気工事施工管理技士の過去問
令和2年度(2020年)
午前 イ 問8
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問題
1級 電気工事施工管理技術検定試験 令和2年度(2020年) 午前 イ 問8 (訂正依頼・報告はこちら)
ガス遮断器等に用いられる、六フッ化硫黄( SF6)ガスに関する記述として、不適当なものはどれか。
- 化学的に安定であり無色無臭である。
- 空気と比べてアーク放電に対する消弧性能が高い。
- 空気と比べて絶縁耐力が高い。
- 地球温暖化係数が二酸化炭素( CO2)に比べて小さい。
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この過去問の解説 (3件)
01
六フッ化硫黄ガスは、ガス遮断器等に使用される絶縁性能に優れたガスです。
他の選択肢にあるように、「化学的に安定であり無色無臭」「空気よりも消弧性能が高く、絶縁耐力が高い」といった特長がありますが、温室効果の高いガスであるという問題点があります。
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02
正解は【4】です。
六フッ化硫黄ガス(SF6)の特徴として、
優れた絶縁耐性を持っており、
(2)空気と比べ約100倍の消弧性能
(3)空気と比べ約3倍の絶縁耐性
を持っています。
また、(1)にあるように化学的に安定したガスで、無色無臭です。
ただ、(4)地球温暖化係数は二酸化炭素より大きく、排出量を抑制する事を求められています。
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03
ガス遮断器等に用いられる、六フッ化硫黄( SF6)ガスに関する問題です。
〇
SF6ガスは、安定度が高く、不活性・不燃性・無臭性・無毒性の気体です。
〇
SF6 ガスの消弧力は、空気の約100倍です。空気遮断は熱膨張による冷却に対して、SF6 ガスは、アークの特殊な熱特性と電気特性によるものです。
〇
SF6ガスの遮断後の絶縁回復特性は高く、開極時の極間絶縁も高いのが特徴です。
絶縁耐力は、空気の約3倍です。
×
SF6 ガスは温室効果ガスであり、CO2に比べて温暖化係数は高いガスです。
地球温暖化係数は、CO2比で、 23900 です。
「地球温暖化係数が二酸化炭素( CO2)に比べて小さい」は誤りです。
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