1級電気工事施工管理技士の過去問
令和2年度(2020年)
午後 ロ 問70
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問題
1級 電気工事施工管理技術検定試験 令和2年度(2020年) 午後 ロ 問70 (訂正依頼・報告はこちら)
新たに設置する電気設備等の工事に係る提出書類と提出時期の組合せとして、「電気事業法」又は「消防法」上、不適当なものはどれか。
- 提出書類:主任技術者選任届出書(受電電圧6kVの需要設備の場合) 提出時期:工事の開始前
- 提出書類:工事計画届出書(受電電圧1万V以上の需要設備の場合) 提出時期:工事の開始14日前まで
- 提出書類:工事整備対象設備等着工届出書(自動火災報知設備の場合) 提出時期:工事に着手しようとする日の10日前まで
- 提出書類:消防用設備等設置届出書(非常警報設備 延べ面積300m2以上の場合) 提出時期:工事が完了した日から4日以内
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この過去問の解説 (3件)
01
不適当なものは「提出書類:工事計画届出書(受電電圧1万V以上の需要設備の場合) 提出時期:工事の開始14日前まで」です。
受電電圧1万V以上の需要設備の工事計画届出書は、届出が受理されてから30日を経過した後でなければ着工できません。
仮に確実に受理されるとしても届出は30日以上前でなければなりません。
他の選択肢の提出書類に関する記述は正確です。
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02
「電気事業法」と「消防法」の新設置電気設備工事に係る提出書類と提出時期に関する問題です。
選択肢の届出書を一覧にまとめました。(対象法令記載は省略します)
――――――――――――――――――――――――――――――
書類 提出先 提出期限
――――――――――――――――――――――――――――――
主任技術者選任届出書 主務大臣 選任後遅滞なく
工事計画届出書 経済産業大臣 工事開始日30日前
工事整備対象設備等着工 消防署長 工事着手日10日前
届出書(自動火災報知設備)
消防用設備等設置 消防署長 完了後4日以内
届出書
―――――――――――――――――――――――――――――
〇
新設置電気設備工事に伴って、電気主任者を選任したこととすると、工事開始前に届け出したと考えます。
×
工事の開始 30 日前までですので、「工事の開始14日前」は誤りです。
〇
解説で書いた、工事整備対象設備等着工届出書の欄の通りです。
〇
解説で書いた、消防用設備等設置届出書の欄の通りです。
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03
新たに設置する電気設備等の工事に係る提出書類と提出時期に関する問題です。
〇 正しいです。
主任技術者選任届出書は、選任後遅滞なく届け出ることとなっているので、
工事の開始前でももちろん正しいです。
✕ 誤りです。
工事計画届出書(受電電圧1万V以上の需要設備の場合)は、
工事の開始30日前までに提出しなければなりません。
〇 正しいです。
選択肢のとおりです。
〇 正しいです。
選択肢のとおりです。
受電電圧1万V以下の需要設備の場合、工事計画の届け出は不要ですので、
6kVで受電する通常の高圧設備では、工事計画は不要になります。
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